ジュゴンの家・日誌

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11月A
参加者募集!!!
基地建設阻止行動およびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!

基地建設阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
 辺野古では日米政府が「沿岸案」を合意し、座り込みはまだまだ続いています。。今後も基地建設を止めるには多大な資金が必要になると予想されます。全国の皆さんにカンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古での基地建設阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

国会前座り込みホームページヘ!!

 ボーリング用のやぐらが珊瑚を破壊・・・!!
3月17日(木)にきた台船を留めるために、荒波の中無理やり降ろしたアンカーが、
再びサンゴを破壊していた。
海底に潜った夏芽さんたちが撮影した写真が見られます!!

ここをクリック!!



「名護街宣大作戦!」のお知らせ

 名護市民は辺野古に注目しています。でも、なかなか現場に来ることができない、きっかけがつかめないという人達のために、辺野古の現場でおこっていること、今、名護市の全体の力が必要だということ伝えに名護市街へ出て行きませんか?


                        

☆飛び入り大歓迎!!

     一緒にビラまきをしたい人を募集しています。

 私たちは毎週土曜日、海上行動隊、海人のマイクアピールや
 ビラまき、写真の展示などを行います。皆さんもぜひご一緒に
 参加してください!!


☆作戦決行日:毎週土曜(雨天中止)
      14:
30 じゅごんの家集合!!(名護市城2−13−2)
      15:00 為又・
「洋服の青山」前で街宣開始!
      17:00 「じゅごんの家」でミーティング

市長に直接私たちの想いを届けよう。
  市長に会いたい!ランチタイム市役所行動
ばしょ:
名護市役所
とき:
11:45 市長室要請行動(私達の想いを市長にラブレターとして渡しましょう)
  
 12:00〜13:00 市役所前座り込み(道行く人にアピール、そしてゆんたく。時にはライブあり。どなたでも気軽に参加してください!)

辺野古沖浅瀬縮小案を容認している岸本市長に基地NOと言って欲しい。

沖縄のどこにも基地はいらない!今こそ市民(市外、県外の方も)の意志を示しましょう。

                主催:岸本市長に怒っている市民の会

11月9日(水)

額賀防衛庁長官、岸本市長と会談。テントから抗議行動へ。
市役所で会談と聞いていたのに、抗議をさけるためホテルに変更。夜のうちにホテル入りしたらしい。 道路をはさみマイクで訴える。久志に住む女性。「テレビで持てはやされているような、きれいな海、人に惹かれて移り住みました。影の沖縄があることを知りました。岸本市長の住む西海岸には基地は見えません。見ようとしないのかもしれません。これ以上東海岸をいじめるのはやめてください。」
抗議する市民に対し「大学入試試験があるので静かにしてください」と書いた紙を向けるホテル側。ヘリが飛ぶようになったらその紙空に向けるんですか?
会談を終え、額賀長官、岸本市長が出てきた。「市長、ちゃんと拒否したのかーっ」声をあげる市民に対し、市長はこちらをむいてかるく手をあげたらしい。でも会談の結果は「協議をもつ」ということだった。どうして?知事も市民もはっきり拒否しているのにっ!!!???


じゅごんの家日誌
店の前のハイビスカスをさし木しました。オレンジフラミンゴっていうやつかな。写真とりそこねたけど淡いオレンジがきれいだった。たくさん増えますように。 久しぶりのご来店。「店の雰囲気だいぶかわったね」そしてまたもやパパイヤいただきました。
昨日もらったわらしべ長者のパパイヤ。伊佐川産です。くさみがなくてマンゴみたいなメロンみたいな味! 伊江島からのお客さん。たくさんお買いものしてくれました。いつもありがとうございます。 「Marines Go Home」の監督来店。あの名画座名護シアターで上映します!12月3〜16日まで。前売りチケット900円で取り扱ってます!!



11月8日(火)


座り込み569日目
那覇の看護士さんたちが座り込みにやってきました。テントの救急箱を点検しています。これからはドクターにも声をかけて定期的に健康診断や予防接種などもしていきたいと、話していました。 浜に流れ着いたごみ拾い。いつもご苦労さまです。
とっても楽しそうなランチタイム市役所行動。いつもいろんな人にいろんなものをもらっているので今日は差し入れしてみました。煮玉子を少しですが・・・。今日の手紙は名護の男性。「となりのおじいさんに聞かれても答えられない。『この島からアメリカの基地がなくなるのは何時だと思う?香港は100年という期限があって中国にかえった。沖縄には期限がない。』市長さんでしたら何年後と思いますか?」
日、額賀防衛庁長官が名護市役所に来ます。みんなで抗議しましょう。午前9時に市役所へお集まりください!!
木津上人を救うため抗議行動、激励行動に参加してください。現場に行けない方は電話、FAXで抗議をお願いします。
 抗議・午前10時頃から午後3時頃まで、那覇地検沖縄支部前
 激励・午後5時半から、那覇拘置所の裏


 沖縄警察署
 〒904−0021 沖縄市胡屋2−4−3
 рO98−932−0110
 
 那覇地方検察庁沖縄支部
 〒904−2143 沖縄市知花6−7−5
 рO98−939−1112
 
 那覇地方裁判所沖縄支部長 
 〒904−2143 沖縄市知花6−7−7
 рO98−939−0011 FAX098−934−5380
  

じゅごんの家日誌
昨日もらった焼き芋を もりもり食べるたっくん。 と国会前シスターズ(いま命名しました)。いろいろお買い物してくれました!
国会前シスターズからもらったおにぎりと、 佑治さんからもらったかまぼこでお昼ごはん。
本当に皆様に支えられています。儲からなくても飢えません。
常連さん、「50円おまけしてっ。ぱぱっや(パパイヤ)あげるから!」って500円位するのを3つもくれた!わらしべ長者の予感。自分で作ったものらしい。心臓病にもいいんだって。

沖縄タイムス 2005年11月8日(火) 夕刊 5面
ジュゴンネット反対表明/シュワブ沿岸案
 米軍普天飛行場の移設先として、名護市辺野古沿岸部が日米合意されたことに対し、ジュゴンネットワーク沖縄は八日、県庁で会見を開き「計画に隣接する大浦湾ではジュゴンが確認され、豊かなさんご礁も広がっている。同地域は現行案の辺野古沖にも増して、生物多様性の観点から重要」として移設案に抗議し、辺野古移設の即時撤回を求めた。

 土田武信事務局長は埋め立て計画の直下に、ジュゴンの餌となるウミヒルモを含む豊かな海草も場があるとし、「埋め立ては一部というが、巨大。各方面に重大な影響を与え、ジュゴンの餌場を直撃する。事業が進めば、日本のジュゴンの重要な生息地は著しく劣化し、存続が望めなくなる」と危機感を示した。

 同地域には湿地帯もあり、絶滅危惧種のトカゲハゼも確認されている。「さんご礁だけでなく今後、さまざまな研究、調査が必要な地域。これまで以上に国際的な反響も出てくると思う」と訴えた。

 ジュゴンネットワーク沖縄は八日にも抗議文を小泉純一郎首相らに送付、米国政府にも送付を検討している。




11月7日(月)


座り込み568日目
切り込みを入れて円すい状に加工した麦藁帽子。帽子の下の美人は誰でしょう? この鳩がいるということは・・・ やっぱり、国会前に座り込みしてる方たちがいた!!
小林よしのり著「沖縄論」を読みいる修さん。注意書き「テント村で推奨している本ではありません。真実かどうか検証してください」ということでじっくり検証中だそうです。 アイスの差し入れいただきました!やっぱり沖縄はまだ夏だ!食べる前から溶けていた!
神戸から団体さんいらっしゃいました。佑治さんが話します。「言葉は悪いですけど戦後60年たって本土の人は平和ボケをしているのか。あの恐ろしい戦争は二度としてはいけなんです。」

木津上人の拘置理由開示公判が開かれました。拘置理由は「証拠隠滅の恐れがある」から!?証拠ってなんだぁぁぁ?明日以降午前10時〜3時まで沖縄署前で抗議行動、その後那覇拘置所へ移動して激励行動を行います。
(写真は夕方、那覇拘置所前)
沖縄タイムス 夕刊
証拠隠滅・逃亡恐れ」/僧侶逮捕
地裁沖縄支部 拘置理由を説明
 パトカーの発進を妨害したとして公務執行妨害の疑いで、現行犯逮捕、送検された東京都の男性僧侶(69)の拘置について、弁護人が求めていた拘置理由開示の法廷が七日午後、那覇地裁沖縄支部(作田寛之裁判官)であった。作田裁判官は「釈放すると証拠隠滅や逃亡の恐れがある」と説明した。

 那覇地裁沖縄支部前には僧侶の支援者らが多数詰め掛け、「直ちに釈放せよ」と訴えた。

 沖縄署によると、十月二十九日午前十一時二十分ごろ、男性僧侶は嘉手納基地第二ゲート前路上で、ビラ配りや違法駐車を指導した同署員のパトカーの助手席窓に手をかけるなどして発進を妨害した疑い。

 一方、僧侶の支援者は「指導の理由について説明を求めようとしてかがんだだけであり、妨害してはいない」と主張。一日から四日まで、沖縄署前で抗議集会を開き、警官と対立していた。

本日の裁判所の様子はこちらのサイトをご覧ください。→「ちゅら海を守れ!沖縄辺野古で座り込み中」http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/




じゅごんの家日誌
遅ればせながら11月14日までちょいと営業時間が変わります。遠方からお越しの方はご注意ください!!「東京から辺野古きたついでに寄ったけど、やってなかったよ〜」なんてことにならないように。「でも、別にいいけど」なんて言わないで。私も遠くから来る貴方に会いたいんです。
今帰仁から焼き芋屋さん?が来た。風呂をわかすついでに芋を焼いたらしい。石焼ではないけど炭火焼きではあるぞと。 ヘンプ編みを教えてあげた子がやってきた。なぜかいつもタイミングよく、おじさんの差し入れの後に。 もちろんこうなる。食べ物喜ぶ子はいいね。「私、焼き芋なんて庶民の食べ物いりません」なんて言われたら姉さん泣いちゃいますもの。
今日のお昼は子供たちがくれたひきわり納豆!なす味噌汁とおにぎり。(注:おにぎりが小さいのではなくお碗が大きいのです) おやつは例の焼き芋。あれ?この芋ジュゴンに見えてきた・・・。

沖縄タイムス 2005年11月7日(月) 夕刊 1面
「ヘリ飛ぶな」横断幕/宜野湾市役所屋上に
 宜野湾市は七日午前、市役所の屋上に「NO MORE NOISE(騒音はいらない)」などと英文で書いた巨大横断幕を設置した。日米が合意した米軍再編の中間報告で普天間飛行場の危険除去策が示されなかったことに抗議するとともに海外展開していたヘリが帰還し、騒音被害が増えることを警戒した。

 横断幕は縦五メートル、横十メートル、騒音防止のほか「RETURN MCAS FUTENMA(普天間飛行場を返還せよ)」とも記した。飛行中のパイロットが目視できるよう屋上に広げた。

 市基地政策部の比嘉博部長は「市街地上空での旋回や低空飛行をやめるだけで、基地被害を軽くすることはできる。危険除去策を最終報告に盛り込んでもらう第一歩の取り組みにしたい」と話した。

 普天間所属のヘリ計二十機は米比合同演習を終え、六日に帰還する。

飛行中止を求める横断幕を設置する市職員=7日午前9時すぎ、宜野湾市役所(安里努撮影)


11月6日(日)

在沖海兵隊司令部のグアム移転費用、住宅施設建設費用を日本が負担する方針を固めた。。。って書いてある。その金額、数千億円!!「世界的にも異例の措置」らしい。当たり前だっ。
基地は沖縄の問題と思ってる全国のみなさん、あなたの税金もこんなふうに使われてしまいます。人殺しの基地が「快適」と米兵に喜ばれるのも、日本政府が私達の税金をたっぷり彼らに与えているからです。そんなのいやでしょ〜!!
明日は木津上人の拘留理由開示公判です!!
午後1時開廷です。不当逮捕された木津上人を救うため一人でも多くの力が必要です。みなさん、裁判所に集まってください!!

那覇地方裁判所 沖縄支部 
〒904-2194 沖縄県沖縄市知花6-7-7

Tel:098-939-0017
(バス)法務局前バス停から徒歩1分

じゅごんの家日誌
今日はいろいろ作る日。まず、煮玉子を作る。 えびちゃんに教えてもらった「虹のかけらブローチ」を作る 辺野古の貝殻でキャンドルを作る。作る作る作る・・・。



11月5日(土)

座り込み566日目
木津上人、那覇拘置所へ。今日も夕方から抗議行動が行われました。7日の公判にはみんなで集まって木津上人を助けましょう!! 三線の音色。テントにいるといつも心地よく流れている。 お土産と差し入れの柿。まだ少し暑いけど少し秋を感じました。
大人たちの会合。囲んでいるのは、 やっぱり魚。 アメリカザリガニも。海人からの差し入れだそうです。
←海中のヤドカリ!

春色の花が咲いていました。まるで桜みたいに。季節を間違えてしまいそうに、やさしく可憐に咲いていました。→
第23回 名護街宣大作戦決行!
本日、じゅごんの家メンバーは遠征中。いつもより若者が少ないけど、おじさん達だって負けてない。
しゃべる男に歌う男。沖縄に生まれ育ったおじさん達は、いつでもどこでも熱い思いがふき出してくる。「この島が好きだから、ふるさと沖縄が好きだから、海上基地なんていらないよ♪基地はいらない、基地はいらない・・・♪」
ジャン草の上でジュゴンとたわむれるじゅごん?? 参加者8名、と、桃色ジュゴン。お疲れ様でした!!

じゅごんの家日誌
街宣の帰りに寄ってくれました。「初めてだったんで緊張しました。けっこうビラ受け取ってくれるもんですね。東京だったらきっとこうはいかない・・・」 電話をしながら入店した建築家M氏。「肖像権の侵害だー(‐о‐)」と言うのでピンボケ掲載。(実は撮れてなかっただけ)

琉球新報 (11/5 11:22)

沿岸案、久志も「反対」 普天間移設

沿岸案、久志も「反対」 普天間移設

 【名護】普天間飛行場の移設先として日米が合意した名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸案に対し、同市久志区の行政委員会が反対決議をしていたことが4日、分かった。
 辺野古、豊原に続いて久辺3区が反対で足並みをそろえた。
 久志区は島袋庸雄区長の呼び掛けで2日、臨時行政委員会を開いた。
 委員15人中14人が出席し、(1)飛行経路が民間地上空を飛ぶことによる騒音や危険の増加(2)近くに久辺小中学校があり、特に騒音があってはならない−などとして、全会一致で同案への反対を決議した。
 同区は1996年、区の最高決定機関である区民総会で海上ヘリポートとその事前調査への反対を決議している。今回の委員会では、その決議が現在も生きていることを確認した上で、重ねて「この沿岸案は絶対に受け入れられない」と意見を確認し合った。
 当面は文書化せず、要請なども予定していない。島袋区長は「今は県も市も反対しており、これ以上の行動は考えていないが、状況次第では動かなければならないかもしれない」と話した。

(11/5 11:22)


沖縄タイムス 11月5日(土) 朝刊 31面
海兵隊5人、比で女性暴行/合同演習参加中
訓練移転に影響も
 フィリピンで行われた米比合同軍事演習に参加していた米海兵隊員五人が、二十二歳のフィリピン人女性を強姦したとして、現地で告訴されていることが四日、分かった。容疑者の海兵隊員は現在、在フィリピン米大使館の拘束下に置かれている。同大使館は三日、「非常に深刻に受け止めている。フィリピンの捜査当局に全面的に協力する」と異例の声明を発表している。(一部地域既報)

 フィリピン国内で米軍に対する反発が高まれば、日米比間で検討されている在沖海兵隊の演習移転にも影響が出る可能性がある。

 米比合同軍事演習は、先月中旬から今月一日まで第三海兵遠征軍(司令部=キャンプ・コートニー)所属の在沖海兵隊員を主力に実施。米海兵隊員は約四千五百人が参加した。五人は軍事演習に参加した米兵の一部で、在沖海兵隊員の可能性もある。

 在沖海兵隊員の関与について、在沖海兵隊報道部は四日、沖縄タイムスの問い合わせに対し「調査中」と回答した。

 五人は演習終了後、長崎県・佐世保を母港とする強襲揚陸艦エセックスで帰還予定だったが、告訴を受けて乗船を禁じられたという。

 申し立てなどによると、被害女性は今月一日夜、車内に乗せられ、暴行を受けた。女性は路上に放置されたという。

 告訴された海兵隊員は「六人」との情報もある。

「軍との共生やはり無理」/県内からも怒りの声

 フィリピンで軍事演習に参加した米海兵隊員が暴行事件を起こしたことに、県内からは「日常」が脅かされるとの危機感や反発の声が上がった。

 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代共同代表の元には、フィリピンの友人から早速、事件を知らせるメールが来た。

 「米軍はフィリピンの基地撤退後も必要な時に港や空港を利用してきた。基地がないのに合同演習やテロ対応の訓練がかなり頻繁になり犯罪も出ていた」と分析。「事実なら逃れようもない悪質なことで絶対に許せない。演習を積むほど暴力性はむき出しになる」と述べ、事実解明と厳しい対処を求めた。

 基地問題を考える宜野湾市の女性有志の会「カマドゥー小たちの集い」の国政美恵さんは「米軍に綱紀粛正や再発防止という意識はない。軍と住民が一緒に生活するのはやっぱり無理だ」と沖縄の現状を重ねて憤り、「被害者にとっては一生の問題。家族が被害に遭ったと思って男性にも真剣に考えてもらいたい」と訴えた。





 沖縄・名護・辺野古の美しい海を埋め立て作ろうとしている新しい軍事基地建設を止めさせるために、おばぁたちが座り込みをはじめてから8年と200日以上。その怒りを正面からうけとめもせずに国は、ムリヤリ、かなりボーリョク的に着手し、調査のために建てられた5コのやぐらは、すでに海中のサンゴをふみくだいている。日本の各地で、世界で、この基地を作ることに対し、抗議の声がうずまいているとゆーのに。

 今、辺野古では、陸上での座り込み、海上・海底でのカヌーや船を使った阻止行動がつづけられており、那覇、大阪、京都、名古屋、東京では座り込みなどで辺野古のことを訴える活動が広まっている。これらを通じて辺野古を知り、これをじぶんの問題として重くうけとめた若者たちが辺野古にあつまり「カヌー隊」として活躍しはじめているところだ。

 弟のシュウは、船の免許をとり、「阻止船」を操縦している。巨大な作業船が辺野古に現れた日、通らせまいと、台船の進路に立ちはだかったが、台船は停まらず、シュウの船は何十倍もの大きさのその船に突撃、間一髪転ぷくはまぬがれたという。数年まえまでいわゆる「不登校」だった弟は、幸運なきっかけを得て、沖縄に行き、沖縄のかかえる問題を知り、辺野古のおばぁ達に出会った。おばぁ達に、学校では教えてくれないいくつものことをおそわり、「戦(いくさ)やならん、命どぅ宝(ぬちどぅたから)」とおそわった。これ以上、おばぁたちに、基地を苦しみを座り込むことをおしつけたくない、たった1人になってもここに立って止めよう、命をはってでも、と決めた。しかし、台船にぶつかる瞬間、シュウの頭をよぎったのは「かならず、生きぬいて帰ってきなさい、なにがあっても」という、おばぁのコトバと、大切な人たちの顔の走馬灯。死ぬわけにはいかない。なにがあっても生きていること、それ以上に価値あるものはない。おばぁの言葉の意味すること。弟の死がもたらす悲しみは、おばぁたちをも殺しかねないのだ。

 恋人のユウスケは、カヌー隊で、海上でのすわりこみをするため、名護でくらしている。ある日、仕事をやめ、彼は「辺野古に行こうと思う」と言った。それは、唐突ではあるがまるで必然のようだった。生活=お金のための生活をやめて、イメージに近いほうを選ぼうとしていたユウスケ。辺野古のことは知っていた。基地ができれば、もちろん自然はこわされ、それ以上に人がたくさん死ぬ。ねがいは、ただ、「幸せになること」。だからこそ、目の前に見えている脅威を見てみぬふりをして自分を偽ることはできない。ほんとうに幸せになりたいから、止めに行く。それが、ユウスケのイメージだ。ものすごくシンプルに、「好きな人を失いたくない、悲しませたくない」から、この不穏な世の中の流れを止めるために動く、その中でいま1番焦点になっているのが辺野古だったのである。

 東京の国会前座り込みで知り合ったアユさんは、バッグパッカーを夢見てお金を貯め、その仕事をやめたばかりで辺野古へ行き、今のところ彼女の旅は辺野古でとどまっている。

 カズマサ君は、仕事をやめてから、地元・名古屋と辺野古を行き来し、名古屋では街頭アピールなどで広め、辺野古では、はげしく船酔いしながらも必死で阻止行動をしている。

 サチコは施設局側の作業員との攻防で1度、指を3cmきり、流血したが、今日も笑顔で海に出て行き、カヌーをこいでいる。

 彼らは全員20歳代だ。若いからと言って失うものがないわけではない。仕事も、恋人もギセイにしてきている。
家族や友人の理解が必ずしも得られるわけではない。経済基盤も保障ももちろんない。
彼らはなにも好き好んで「たたかい」に来ているのではない。それぞれの意志で来ているのは確かだが、闘いたくて
闘っているわけではないのだ。ほんとうなら、好きな人と好きな場所で心おだやかに暮らしたい。
世の中が本当に平和なら、やりたいことは他にもっとある。
 それでもかれらが辺野古に来るのはなぜか。
 どうしても、今止めなければならないから。
 人の命をなんとも思わない人々がゆるせないから。
 命が大切と言うことだけは、どーしてもゆずれないから。

 私自身は東京で店を持ち、そこから発信していくために東京でやることに決めたため、辺野古には行けない。
先日も顔を蹴られるなどの暴行をカヌー隊メンバーが作業員から暴行を受けたとの報道があった。
東京で、はなれた場所でそのようなニュースを耳にすると、怒りとかやりきれなさが体中をうずまいて
いてもたってもいられない気持ちになります。今すぐにでも辺野古に行きたい。
 ケガさせられたり、あるは殺されたり、捕まったり。自分の大切な人がそんな目に、いつ合わされるか分からない状況
の中で、日常をおくらなければならないのが辛い。はなれていて手と足もだせない、叫んでも届かないのが辛い。
 ものすごく個人的な話ではある。
でも、自分の大切な人のいのちが大切なのは、誰でもあてはまるはずである。
自分の周りの人を大切に思うことと、戦争をなくそうと思うことは同じことだ。
大切な人が死んだらイヤだ。だから 戦争はやめよう、基地はいらない。
足りないのは、あと少しの想像力。イラクやアフガニスタンで、パレスチナで、亡くなった人々の周りの気持ち。
周りの人々のきもち。悲しくないわけがない。怒りがわいてこないわけがない。

 もう一度 問いかけます。辺野古の若者たちの「命を守るたたかい」にあなたは何を思いますか。 
 私たちは、辺野古で闘う若者たちの友人・知人・家族として、彼らの生活を支えるためのカンパを訴えます。
彼らが心置きなく行動するためには、1人・1ヶ月の生活資金・5万円ぐらいかかります。5万円×5〜6人を毎月作りたいと思っています。

 東京の「街」では、できるだけ多く地域の人たちが参加してくれるために「100円カンパ」を始めました。
 家族会も結成されました。

 ご協力をよろしくお願いいたします。
 太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、ヨッシー(友人)、佐竹周一(友人)、中馬由紀子(友人)、中野高(友人)、富田直子・剛・翔子(家族会)、赤羽則子(家族会代表)、ハネやん(家族会)、末木(家族会)、
1/15 現在
郵便局 10020−84023361
赤羽 則子

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