ジュゴンの家・日誌
「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。
「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。
「力になろう!」という皆さま!!
ぜひ、賛助会員になってください!!よろしくお願いします!
会員申し込みは・・・FAXまたはメールでお知らせください。
  電話&FAX 0980−54−2948 
   e−mail   dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp
会費・・・月1000円、年10.000円となります
同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで

よろしくお願いいたします

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1月C
参加者募集!!!
阻止船に乗る人、海上のやぐらおよびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
冬を迎え海の上はだんだん寒くなってきています。普通の衣服では、濡れて風に当たっているとかなり寒いということです。
海上行動用のダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!!

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

国会前座り込みホームページヘ!!

辺野古より緊急連絡!!!
平和市民連絡会の平良夏芽です。
12月10日午前、辺野古沖のやぐらで反対派男性が作業員に突き落とされ、
パイプに後頭部を強打し気絶して救急車で搬送されました。
被害者は意識を取り戻し、
大事には至らなかったようですが24時間の経過観察という段階です。
しかし、那覇防衛施設局は すぐ近くで見ていて、
救助指示も出さず傍観していました。
被害者が気を失って 流れに流されていくのを傍観したのです。
しかも、本人が自分で落ちたと言い張っています。  
現場では、施設局に雇われた業者を「敵」としないように努力してきましたが限界です。
3人目のけが人が出て、しかも三人目が気を失って救急搬送されるに至っては
、全国に呼びかけて業者にも抗議をしていただく必要があると判断しました。
以下に業者の名前、住所、電話番号を記します。
想いのある方は、抗議の電話を入れてください。
サンコーコンサルタント  東京都江東区亀戸一丁目8−9号
                電話03-3683-7111
                FAX03-3683-6264
同沖縄事務所       浦添市牧港1-62-19
                電話098-875-6181

那覇防衛施設局は、抗議の電話を弁護士がしている途中、
15分ほどで一方的に電話を切りました。

   ボーリング用のやぐらが珊瑚を破壊・・・!!
海底に潜った夏芽さんたちが撮影した写真が見られます!!
ここをクリック!!

1月22日(土)

座り込み279日目
緊急署名にご協力ください!!
国連の難民認定を受けたにも関わらず、強制送還されたクルド難民アフメット・カザンキラン氏とその長男ラマザン、および残された家族を保護するためFAXによる署名を集めています。下記HPより署名用紙がダウンロードできます。締め切りは23日深夜0時までです。24日(月)は残された家族の入管出頭日です。家族が強制送還されないよう皆さんお集まりください。当日参加できる方は署名持参してください。時間がありません。よろしくお願いします。


署名書式→ http://homepage3.nifty.com/kds/ クルド人難民二家族を支援する会HP

カザンキラン家入管出頭ならびに署名提出行動
場所:品川・東京入国管理局(JR品川駅東口からバスで約15分 都バス[品99]「東京入国管理局前」下車/または品川駅より徒歩30分)
    地図→http://www.immi-moj.go.jp/soshiki/kikou/tokyo/sinagawa.html
日時:1月24日(月)午前9:00〜 
無事、仮放免延長!!
1月24日、支援会は9532筆の署名を提出しました。皆様のご協力により、カザンキラン一家は仮放免の延長手続きができました!!来月24日までは滞在が認められましたが、父と長男はトルコです。家族が一緒に、安全に暮らせるようになるまで安心できません。今後も目を離さないでください!!ご支援よろしくお願いします。
←久々の快晴。
 今日は作業もなく、ゆっくりと・・・。

   差し入れのアバサー汁! →
単管ヤグラを解体!・・しているわけではなくて、   事務所横の老朽化した単管の柵を撤去。
 この後、かっちゃんとその友人たちが辺野古の若者を激励するために、国頭の山小屋へ招待してくれました。
国頭でも無意味な埋め立て工事がされています。海人をはじめ地元住民が反対しているにも関わらず、行政は作業を強行。
アヤ嬢アメリカンストアで、つかの間のショッピングライフ 宴会の準備。パパイヤを千切りしまくる晋君。 の、横で、もう始めてる人たち。
山の風、山の匂い、山の時間 。  かっちゃんの友達、
    やんばるくいなーず。
 辺野古組もまじって歌います
 円く囲んでゆんたくバーベキュー  琉球の古典民謡と舞の披露!  最後はやっぱりカチャーシィ!
 そして 夜は更けていく・・
琉球新報

辺野古沖調査サンゴ破壊で専門家助言得ずに改善策

 【名護】普天間飛行場代替施設建設のボーリング調査でスパット台船が海底のサンゴを破壊した問題で、那覇防衛施設局は「影響は足場周辺の限られた区域であり、サンゴ類などの海生生物へ著しい影響が生じたとは考えていない」との見解を明らかにした。その上で台船の底板を外すなどの改善策に関し「専門家の意見は聴取していない」と説明した。琉球新報社の質問に21日、文書で回答した。

 昨年4月の施設局文書「現地技術調査実施時の環境への配慮事項」は「環境監視」の項目で「ジュゴン、サンゴなど海生生物へ著しい影響が生じる恐れがある場合には、必要に応じ専門家の助言も得て措置を講じる」としている。

 これに関連し、施設局は今回のスパット台船によるサンゴ破壊が「著しい影響ではない」との認識とともに、「足場設置作業の業者は海底ボーリング作業の実績と専門知識を有している」ことから、改善策について「特に専門家の意見を聴取していない」と明らかにした。

 先に施設局はスパット台船1基の設置と一時撤去による34カ所のサンゴの破損、消失などを明らかにした。これを「著しい影響ではない」とする評価や、スパット台船が20カ所に設置されることによる影響、足場設置業者の専門知識が海生生物への影響回避策の「専門家の助言」に値するかが問われそうだ。

象のオリの使用認定申請 施設局、再び強制使用へ

土地の使用認定申請が行われた米軍楚辺通信所=読谷村、2004年12月12日撮影

 【東京】米軍楚辺通信所(通称・象のオリ)の返還遅れの問題で那覇防衛施設局は21日、駐留軍用地特措法に基づく強制使用手続きとして、首相に対する「使用認定申請」を行った。首相の使用認定まで1、2カ月を要する見込みで、認定後、同施設局は県収用委員会に裁決を申請し、現行の使用期限が切れる5月末までに使用権原を取得する構えだ。

 那覇防衛施設局は昨年12月下旬、最初の強制使用手続きとなる「土地所有者の意見照会」を始めていた。対象の土地は同通信所内の一筆・約236平方メートル。地主の知花昌一氏(56)=読谷村=から20日付で「契約に応じない」との意見を得たことを受け、使用認定申請に踏み切った。

 申請には使用期間は明示していないが、防衛施設庁は「強制使用期間はなるべく短くしたい」として、知花氏の土地だけ他の地主より5カ月早い11月末に先行して引き渡す考えで、強制使用期間は6カ月とする見込み。

 駐留軍用地特措法は1997年に改定され、県収用委への裁決申請後、国が担保金を供託すれば裁決の前でも強制使用が可能となった。

 楚辺通信所は96年末の沖縄に関する日米特別行動委員会(SACO)最終報告で代替施設建設の条件付きで返還合意された。キャンプ・ハンセン内に代替施設を建設中で、ことし5月末までに移転する予定だったが、代替施設で使う通信設備の納入の遅れにより、返還が遅れる見通しとなった。原状回復後の地主への引き渡しは06年4月末となる見込みだ。

沖縄タイムス

「米軍再編 日本に好機」/江畑氏講演
沖縄の対中基地化も

 県軍用地転用促進・基地問題協議会の研修会が二十一日、那覇市の県女性総合センターで開かれ、軍事問題解説者の江畑謙介氏が「米軍再編と沖縄の米軍基地」と題して講演した。江畑氏は米軍再編について「日本が米国に主体的な提案をする千載一遇のチャンス」と訴えた。

 江畑氏は、沖縄の米軍基地について「米国にとってアジアの戦略上の重要拠点であると同時に、対中国の前線の主要作戦基地になりうる」と指摘。その上で「これは日本にとってアドバンテージになる。今こそ米国に対して外交戦略的な提案をする能力が必要とされる」と強調した。

 これまでに取りざたされた再編案のうち、海兵隊ヘリ部隊の嘉手納基地統合の可能性について、「ラムズフェルド米国防長官が唱える『ジョイント・オペレーション』の観点から見れば、嘉手納弾薬庫地域にヘリポートを造ることに意義を見いだすことができる」との見方を説明。

 下地島空港の海兵隊使用については「ヘリ部隊だけを沖縄本島から離れた地域に配置するのは運用上、効率が悪く難しい」とし、可能性が低いとの見通しを示した。

 また、沖縄の第三海兵師団が米軍再編の協議対象になる見通しについて、江畑氏は「緊急事態時に短時間で到着するのが海兵隊の長所であり、プレゼンスという概念が薄くなったとしても、沖縄に置きたいとの思いはあるだろう」と解説した。



1月21日(金)


座り込み278日目

今日は第一ポイント。

むしろを張って風を防ぎます。
これだけでもかなりあったか!
第2ポイントから、「現在、10メートルある海人のふんどしをたなびかせています!」と無線が入る。
←第2ポイントの方を見ると・・・本当だ〜!(わかりますか・・?)
またまた第2ポイントの無線から、今度は普段は歌わないあの人の歌声が聞こえてきた!!メガフォンを通してみんなで聞く・・。
9時ころ、漁船がシュワブに集まってきて作業員、防衛施設局員が乗り込む。

作業員、施設局員が第一ポイントに来た。
夏芽さんが船を寄せ付けないために飛び込む!
「網をはずさせてくれ」と言う作業員。「何もやらせません!」と夏芽さん。
やぐらの周りをうろうろした後、作業員たちは第1ポイントを諦めて第2ポイントへ。
第2ポイントから緊迫した状況を伝える無線が聞こえる。の後ろから海人が弾く胡弓の音が聞こえてくる・・!!緊迫した状況なのになぜか明るい雰囲気でした・・。そして第2ポイントでも作業をさせませんでした!

沖縄タイムス

辺野古移設反対サバニ平和行進/現地出発 摩文仁へ

 サバニを引いて辺野古への海上基地移設反対を訴える平和行進「ROAD OF THE PEACE」が二十日午前、辺野古漁港を出発した。国道329号を南下。ヘリ墜落事故が起きた沖縄国際大学や那覇市の県庁前などを通り、二十三日午後二時ごろ、糸満市摩文仁の平和祈念公園に到着する予定だ。

 メンバーは本島中南部在住の三十、四十代の男性と支援者ら十数人。普天間飛行場移設問題を中南部の県民にも伝え、平和へのメッセージをサバニに書いてもらおうと企画した。

 辺野古漁港を午前十時前に出発。反対派住民らは、真っ白なサバニに「辺野古に基地はいらない」など寄せ書き。メンバーは長さ約八メートル、重さ三百キロのサバニを乗せたけん引車を、前方や側面から押し、四日間の“船旅”に出た。

 主催した前里幸次郎さん(42)=沖縄市=は「文章も書けず、歌も歌えない普通の人が移設反対を訴えるには体を動かすしかない。サバニを見掛けたら、平和への思いを書き込んでほしい」と呼び掛けた。




1月20日(木)

座り込み277日目
緊急署名にご協力ください!!
国連の難民認定を受けたにも関わらず、強制送還されたクルド難民カザンキラン氏とその長男ラマザン、および残された家族を保護するためFAXによる署名を集めています。下記HPより署名用紙がダウンロードできます。締め切りは23日深夜0時までです。よろしくお願いします。
クルド人難民二家族を支援する会HP http://homepage3.nifty.com/kds/
←辺野古の基地建設反対を訴える
ために、今日から4日かけて
糸満市まで行きます。
見かけたら一言お願いします
祐二さんが一言 ジュゴンの家 おばぁたちも一言
←人力で引っ張っています。
今日もやくらでは海人達がスタンバイ 最近の3ポイント 先日、下の段に板が
敷かれてしまいました
しかし、上段には板は
敷かせていません
これでも寝ています
遠くのほうに作業船が・・・ 3ポイントには見向きもしませんでした これでも寝ています
今日の昼食 いただきまーーす 「ぼくはへのこがすき」
←監視行動中

晋君を拾いに宜野座の
漁港に向かう途中迷子になる図→
もずくの種付け中 これが本当の漁港の姿です お土産ももらいました
本当の漁港は活気があります すしを握る瀬嵩の姉御 とてもおいしかった
遠くで夏芽さんが着替えをしています
ジュゴンの家日誌
許田の道の駅でOさんの到着を待つ 最後のOさんのお見送り 今日のメニューは
さおりの作ったハンバーグ
琉球新報 05/01/20夕刊

サバニ引いて基地反対訴え 沖縄市の前里さんら

前里さんを先頭に、辺野古移設反対を訴えて出発したサバニ=20日午前、名護市辺野古漁港

 【名護】「自分のできることから行動を」。普天間飛行場代替施設の名護市辺野古沖建設に反対しサバニを人力で引いて県民の連帯を呼び掛ける「ROAD OF THE PEACE(平和の道)」号が20日午前、辺野古漁港を出発した。反対運動への募金や連帯の寄せ書きを募りながら国道329号を南下し、4日間かけて23日に糸満市摩文仁の平和祈念公園のゴールを目指す。

 県立中部病院の食堂で働く調理師の前里幸次郎さん(43)=沖縄市=が知人の漁師からサバニを譲り受け、賛同した沖縄市、宜野湾市、那覇市の5人の仲間が行動を起こした。行動を聞きつけた支援者数人も自主参加した。

 出発を前に前里さんは「基地負担の軽減を訴えながら、新しい基地を辺野古に造るのはおかしい。知事は基地を造るなと政府に要求すべきだ。自分のできることから建設反対の行動を起こしたい」と語った。

<2005年1月20日 朝刊 1・2面>

「都市型」打開策を検討/大野長官

 大野功統防衛庁長官は十九日、航空自衛隊那覇基地で記者会見し、金武町キャンプ・ハンセンで建設中の都市型戦闘訓練施設について「現実的な処理が必要とされる問題だ」と述べ、安全対策の強化や移転など具体的な打開策を検討していることを明らかにした。

 長官は同施設の移転や防御壁設置などについて「(政府内で)検討はしているが、結論が出たという段階ではない」と説明。「方法論として壁を造り安心できるようにするのか、移設するか、何かアイデアがあればということだろうが、前提としては安全を大事にしながら検討していく」との姿勢を示した。

 在日米軍再編協議の中身を地元に説明するよう求める声が高まっていることには「具体的な方向性はある程度包括的な処理方針が決まってからでないと(地元に)知らせるのは困難」と表明。地元への説明時期も「できる限り早く、としか現段階では言えない」とした。

 大野長官は同日、普天間飛行場や沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落現場を視察。記者会見後、東京へ戻った。

     ◇     ◇     ◇     

基地負担で意見交換/中南部首長会談

 大野功統防衛庁長官は十九日、那覇市内のホテルで中南部の市町村長十八人と懇談した。宮城篤実嘉手納町長は「米軍再編の中で、基地の移設だけでなく使い方も議論し、嘉手納基地の負担軽減を考えてほしい」と要望。大野長官は「趣旨を踏まえ、負担軽減のために頑張る」と述べたという。

 宮城町長は嘉手納基地について「外来機が事故を繰り返している。周辺三市町は基本的に全面返還を求めており、歓迎して受け入れているのではないことを頭に入れてほしい」と強調した。

 伊波洋一宜野湾市長は、イラクへの兵力投入で普天間飛行場の基地機能が空洞化していることを指摘し、「海兵隊の実動部隊を置かないことも含めて兵力を大幅に見直してほしい」と要望した。

 南部の市町村長からは、「米軍基地の所在市町村ばかりに振興策があるが、自衛隊基地に振興策がないのはおかしい。自衛隊基地にも過重負担を感じている」などの意見が出た。

QAB 琉球朝日放送 2005年 01月20日(木曜日 昼)
News Photo

自民若手議員 基地負担軽減に向け現状視察

基地視察のためきのうから沖縄を訪れている自民党の国会議員のメンバーがけさ稲嶺知事と懇談し沖縄の基地負担の軽減に向けた今後の取り組みについて意見を交わしました。

沖縄を訪れているのは当選回数1回の自民党若手国会議員ら17人できのうから海上ヘリ基地が予定されている名護市辺野古や勝連町のホワイトビーチなどを視察しました。けさの稲嶺知事との懇談では代表を務める奥野信亮衆議院議員が『今回の視察で沖縄の過重な基地負担を肌で感じていて今後、負担軽減に向けた活動を国政の場で進めたい』と述べました。

これに対して稲嶺知事は『在日アメリカ軍の再編の動きはSACO合意を遥かに上回る規模で行われていて、日本政府はこの機会を逃さないようアメリカに対して積極的に意見を述べてほしい』と注文をつけました。メンバーはきょうは嘉手納基地や普天間基地を視察します。


ストリーミングビデオ-ブロードバンド256Kbps
ストリーミングビデオ-モデム-ISDN40Kbps


1月19日(水)

座り込み276日目
天気予報は昼から雨。早朝から厚い雲。 今日は暗い朝かと思いきや、7時すぎ、雲の切れ間から朝日が昇る!
9時ころシュワブの浜に作業員、ダイバーが現れる。 まずは外洋へ向かう模様。 曇り空でも透明度は高く。
この海を埋め立てて基地を作るなんて、きっと悪い冗談でしょう。
シュワブに近い第1ポイントは終始監視行動。 足を使ってロープワークの復習。やらないとすぐに忘れるんです・・・。
←昼前、リーフ内の作業船が各ポイントを回ってきた。が、海人の船がしっかりやぐらを守っているので作業はできず、写真撮影のみ。

となりのポイントでクランプ交換を拒否された施設局の人。「交渉役のお母さん、絶対やらせてくれないんですよぉ。あのお母さん、他のポイントに配置替えしてくださいよぉ」と泣きつく。や、そう言われても阻止行動なんで(^‐^;)→
寒いんですよ、風強くて。本当に。 午後3時すぎ、撤収!! 陸に戻るとそこには大根。冷えた体が再生しました。いつもありがとう。
船を洗うコツは笑顔です。 イッパシの海の女っぽく。
ええ、泳げませんけどそれが何か・・・?
ジュゴンの家日誌
Oさんがジュゴンの家に!! や、だからね、突然くるからさぁ、つい話こんじゃってね・・・。
ゆっくんは今日、カレーを焦がしました。
←再会のカンパイ!!

成人したさおりちゃんは読書に没頭します。ちょっとイラストの多い本ですけど。そう、ぜんぜん遊んでないもんね。たまにはふにゃ〜っとね。→
晋くん日誌
今日も完全に阻止!!!

1月19日(水)・阻止行動276日目。
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行いました。

午前6時30分には阻止船で人を4つのヤグラまで運び海上での座り込みが始まりました。
午前の段階で作業台船は動いていないということ。
各ヤグラには東村、国頭、宜野座、石川、金武から来た海人達によって4隻以上の阻止船が囲み絶対に作業させない状況を作り出しています。
今日、防衛施設局は外洋でのポイント設置作業以外ではリーフ内で私たちの了解の上で安全灯と旗の点検をしただけで他の全ての作業を完全に阻止されています。

海の上はだんだんと寒くなってきています。
ヤグラには抗議のメッセージを書いたゴザをはり風よけをしています。
ヤグラの上から海を見るとアバサー(はりせんぼん)が集まってきています。アバサーは浅瀬に集まってエサをとる習性があるので集まってくるのかもしれません。

今日も完全に阻止しました。この間何もさせていません。すごいことです。
作業台船は中城湾に停泊しています。

金武町のキャンプハンセン内での都市型訓練施設建設を止める行動はこの間もずっと続けられています。
基地内での建設という中で金武町伊芸区の人達の闘いは厳しい中で行われています。
昨日、金武町では総決起大会が行われ、約300人もの人達が集まり声を上げました。「電気工事が始まった段階で阻止行動を強化する。」と止める姿勢を改めて訴えています。

大野防衛庁長官はサミットが行われたブセナリゾートホテルで岸本名護市長と会談し、改めて「辺野古移設を進める」と話しています。
今の辺野古の状況で「進める」なんていうことができるのか。かなり焦っていることが伺えました。

クルド難民の問題で全国ニュースにも取り上げられ始めていますが、強制送還された2人の男性は一人が警察署から釈放され、2人とも無事だということです。
国連の側から日本政府へ批判の声が上がりましたが、小泉総理大臣は言葉を濁すだけにとどまっているようです。
命の危険があっただけに「無事だ」と聞かされ一安心していますが、トルコ政府が彼ら二人に対し、どのような対応を行ったかは不確かなままです。
琉球新報

大野防衛庁長官が来県 「SACO合意着実に推進」

西正典那覇防衛施設局長(右)から普天間飛行場代替施設建設予定地の説明を受ける大野功統防衛庁長官(中央)=18日午後5時半ごろ、名護市のキャンプ・シュワブ

 【名護】大野功統防衛庁長官は18日、就任後初めて来県し、名護市の万国津梁館で北部市町村長らと会談した。この中で同長官は「SACO合意を着実に進めていくことが沖縄の負担軽減につながる道」と普天間代替施設の同市辺野古沖移設を進める考えをあらためて強調した。会談で儀武剛金武町長はキャンプ・ハンセン内で進む都市型戦闘訓練施設の建設中止を要請した。同長官は山中昭栄防衛施設庁長官とともに来県し、キャンプ・シュワブから辺野古沖の代替施設建設海域を視察後に首長らとの会談に臨んだ。

 岸本建男名護市長によると大野長官は会談で「SACO合意通りに辺野古移設を進めたい」と述べたといい、これに同市長は「当然のこと」との認識を示した。一方、同市長はキャンプ・シュワブ内のレンジ10重機関銃訓練、廃弾処理訓練など演習被害の軽減を要望した。

 冒頭のあいさつで大野長官は「米軍の再配置問題の議論のため沖縄の基地を見て声を聞きたい」と来県の目的を述べ、米軍再編への対応に向け首長らの「意見を聞き、理解と協力を得たい」との基本姿勢を示した。

 儀武金武町長が住民の不安を訴え都市型訓練施設の建設中止を求めたのに対し、同長官は「打開策を含めて知恵を絞っている」と一定の理解を示した。

 辺野古沖視察で同長官は辺野古移設が「沖縄の負担軽減になる」との認識を強調。県民の8割が移設に反対する世論調査については「8割かどうかは存じない」と述べた。

都市型訓練施設解決に努力 大野長官、知事に明言

会談で稲嶺知事(右)から都市型訓練施設の建設中止要請などを受ける大野防衛庁長官=19日午前、県庁

 大野功統(よしのり)防衛庁長官は19日午前、県庁に稲嶺恵一知事を訪ね、会談した。金武町のキャンプ・ハンセンの都市型戦闘訓練施設建設について、稲嶺知事が「住居地域、高速道路に近すぎる。住民の不安は大きい」と述べ、建設中止を強く求めた。これに対し、大野長官は「住民の心理的負担は重い。歴史に思いをはせ、この問題を解決しないといけない。本当に高速道路のすぐそばだ」と述べ、住民の不安感に理解を示し、同問題の解決に努力する考えを示した。

 大野長官は米軍再編をめぐる対米協議に触れ、「小泉首相からも指示されている沖縄の基地負担軽減が第一の課題だ」と述べ、負担軽減に努める姿勢を強調した。

 米軍ヘリ沖国大墜落事故をめぐり、稲嶺知事はイラクに展開している43機のヘリが不在の状況を挙げ、「そのまま戻ってこない形で、危険性を除去してほしい」とし、ヘリ部隊が普天間基地に帰還しないよう、米側に働き掛けるよう求めた。

 稲嶺知事は普天間飛行場の「1日も早い返還」を要望。名護市辺野古への移設をめぐり、大野長官は「曲折を経て辺野古沖に決まった。着実に進め、負担軽減を図りたい」とし、移設を推進する政府の姿勢を踏襲した。

 米軍再編をめぐり、稲嶺知事は「外交・防衛は国の問題だが、沖縄の負担軽減は国民的課題。米軍再編というSACOを超える大きな動きの中で、目に見える基地負担の軽減がなされるべきだ」と求めた。また在沖海兵隊の県外、国外への移転、兵力削減を促した。

 大野長官は米軍再編に臨む政府の姿勢について「沖縄の負担軽減と、日米の安全・抑止力維持に関する共通認識をもち、協議する」とし、「海兵隊移転を国内、国外の両面から考えたい」との姿勢をあらためて示した。

 同ヘリ墜落事故を基に、稲嶺知事が日米地位協定の抜本的改定を求めたのに対し大野長官は「基本は運用改善だが、どうしても直さないといけない問題が出れば交渉する」と語った。

 稲嶺知事はまた、米軍の事件事故防止、尖閣諸島の領有権問題で「日本の実効支配」を求めた。

◇「あくまで建設中止」長官発言に稲嶺知事

 稲嶺恵一知事は19日午前の大野功統防衛庁長官との会談後、記者団に対し、米軍キャンプ・ハンセンの都市型戦闘訓練施設について「あまりにも住居地域に近すぎる現在地に問題があると思っている」と述べ、県としてあくまでも現位置での建設中止を求める考えを強調した。同施設に関する長官発言について「高速道路から非常に近い所にあり、非常に危険であるという認識は持たれたと思う」と述べた。



1月18日(火)

座り込み275日目
今日は第2ポイント 辺野古のおっさん達はとてもいぶし銀 朝から警戒線が近づく
でも昨日の態度とはまったく違う。
午後から偉い人がくる。
さすがにそんな時に
醜態はさらせないらしい。
実はカヌーは活躍しています。 闘いの日々で忘れがちだが、
辺野古の海はとてもきれいで、
まるで船が浮いているよう。
たとえそれが作業船でも同じ事
←東村の海人ののぼり

      今日はなにもさせず
            作業完全阻止→
←午後、作業が終わると、防衛庁長官が自衛隊のヘリを使って現地を視察。
なぜ自衛隊のヘリを使うのか。→
シュワブ第1ゲート前で集会 役70名が参加した 大変お腹がすいております
「長官は帰れ」コール 自衛隊のヘリが飛び立つ。
長官が査察をおえ、陸に下りた様子
(写真下)夏芽さん (上)マコちゃん 長官の乗せた車を探すマコちゃん そのとき護衛を連れて長官の車が
現れる。
前2台の後ろが長官の乗っている車 護衛の笛を吹く人。 窓を開けて手を振る長官。
いったい何を考えているのか。
しかし、手を振る顔は
かなり引きつっていた。
どうやら少しは日本語がわかるみたい
わずか10秒たらずで走り去った。
住民の声を聞くのが
そんなに怖いのか。
今日のメニューは
さおり特製カレー!!
明日はカレーうどんです・・・
あや嬢がかなり険しい顔を
しているので写真をぼかして
お送りしております
晋ちゃん日誌
1月18日(火)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行いました。

午前6時30分、作業台船が来るか否かの状況の中で緊迫した朝を迎えています。
午前の時点では「作業台船に動きなし」と連絡が入りました。
座り込みをする人たちを阻止船で4つのヤグラに連れて海上での座り込みが始まります。
防衛庁大野長官が辺野古を視察するということもあり、防衛施設局の動きはいつもよりも鈍いものを感じました。
午前9時、辺野古漁港より作業船が出航。大型船4隻、小型船9隻。

作業船、大型船4隻は外洋でブイの設置作業をしているようでした。
リーフ内では小型船9隻はリーフ内で動きまわっていましたが、パシィフィックコンサルタントが乗った小型船4隻は外洋に出て大型船のサポートをするようでした。
サンコーコンサルタントを乗せた小型船4隻は第二、第四を回り、作業船に乗った防衛施設局から「作業をさせて欲しい」と申し出がありますが拒否します。
4つのヤグラには各4隻の阻止船が張り付き作業をさせない状況を作り出しています。

今日、第四で防衛施設局は「安全灯の確認」だけをして引き上げていきました。
第二では「クランプ(パイプをつなげる機材)の付け直し」を要求してきましたが、ボーリング調査に関わる作業は拒否することのもとで阻止しています。
午後4時作業船が海上から引き上げたのを確認し、私たちも引き上げました。
今日は比較的暖かく海の上の緊張を少し和らげてくれていました。
リーフ内での作業を完全に阻止しました!!

作業台船を追い返し、リーフ内での作業を完全に止めるという状況を辺野古海上では作り出しています。2005年の初めを私たちは完全な勝利を飾っています。

午後5時防衛庁長官が自衛隊のヘリを使ってキャンプシュワブに降り、辺野古を視察に訪れました。
那覇から名護までたったの1時間しかかからない距離をわざわざ自衛隊のヘリを使って視察する行為は本当に許せません。ブッシュがイラク攻撃の終りを宣言するために空母に戦闘機を使って降りたのと同じぐらいに許せない行為です。
ヘリ基地反対協がキャンプシュワブ前で抗議集会を開き、70名ほどの人たちが集まりました。
自衛隊のヘリが辺野古海上の視察に訪れるのを目の当たりにすることがこの基地建設が日米政府による共同のものなのだということを認識させます。
私たちが海上からヘロヘロになりながら帰ってきておなかすいたなぁなんて思っていると防衛庁長官は自衛隊のヘリを使ってキャンプシュワブに降り立ち私たちの声さえ聞かずにブセナリゾートホテルで良い飯を食べる。それだけでも差別です。
ニュースでは「辺野古視察の後でヘリ墜落事故現場の視察をする」とありました。何をするために視察しているのでしょうか。沖縄を売り渡す相談でもしにきたとしかいいようがありません。憤りを感じます。
集会では参加者から怒りの訴えが続きました。
「私たちはこの海を守るために行動を続けます。防衛庁長官は今すぐに沖縄からいなくなって下さい。」
「沖縄はあなたを歓迎しません。沖縄の海をつぶすためにきたあなたを。私たちは大野防衛庁長官が大嫌いだーーーーーーーーーー!!!!!!!怒怒」
大野防衛庁長官は私たちに笑顔で手を振っていましたが、私たちの怒りの声を聞いて顔が引きつっていました。


辺野古で一緒にがんばっている女性は東京でクルド難民の難民認定問題に関わっていた人です。
この間にクルド難民の2家族は日本政府に難民認定を求めていましたが、入管法の中では難民認定が困難と判断し、国連にほごを求め、抗議の座り込みを国連大学ビル前で行っていました。
座り込みを機動隊によって強制排除されそうになり、クルド難民の男性はガソリンをかぶって抗議の自殺まで試みました。まさに日本の難民認定問題は彼を決死の覚悟で抗議させるまで追い詰めていました。
その後、1家族に対し、国連は国連独自の難民認定(マンデート)をしました。
しかし、17日の午前11時クルド難民の男性とその長男が入管管理局に仮放免を申請に出頭したところを不当にも日本政府は彼ら2人を強制収容し、強制送還を行った。

2人がトルコに送り戻されるということはトルコ政府に彼らの生命を売り渡し、命を危険にさらすことに他ならない。拷問や処刑があってもおかしくはない。
クルド人という迫害され、差別されている民族を日本政府は受けいれないという恥じるべき前提を作りました。この国のあり方そのものが問われる問題です。
クルドの難民の家族は
「日本人を嫌いになりたくはない。しかし、どうやってこのシステムを認めろというのか!!こんな日本のシステムが人を幸せにするということはない!!」と怒りの会見を行っています。
強制送還された長男は20歳、私と同い年です。日本に来て数年の間に日本語を覚え必死になって難民認定を訴え続けていました。
残された家族には16歳の女性もいます。

こんなことは絶対に許さない。
日本には共に生活し生きているたくさんの在日の人たちがいます。日本政府はその人たちの全てを対象にクルド難民の家族を見せしめにしている。
私たちが守るべき存在はとても身近に存在しています。
彼らを殺させるわけにはいかない!!入管法の問題を含め、この国が行った最悪の行為に対して声を上げていく必要性を強く感じます。追求していく必要性を強く感じます。

クルド人難民二家族を支援する会HP
http://homepage3.nifty.com/kds/

辺野古の基地建設問題、沖縄に対する日本政府の差別的な政策は今回の出来事と根っこに同じものがあります。戦争への道を切り開くということ。戦争は人を差別するところから始まります。
今回のことを絶対に許さない姿勢を全国から示していく必要があります。基地建設を止めるという問題と同等にクルド民族の命は大事なものです。負けられない闘いがそこにもある。
QAB 琉球朝日放送  2005年 01月18日(火曜日 夕)

防衛庁大野長官 日米協議、本格的に沖縄訪問

今年度中にも大筋がまとまる見通しのアメリカ軍の再編で大詰めの日米協議を前に日本側の重要な人物が就任後初めて沖縄を訪れました。

防衛庁の大野長官がきょう午後沖縄に到着しました。1泊2日の予定で沖縄の要望を直接聞くための訪問です。一方の沖縄の要望は伝えられるのか謝花記者の報告です。

きょう午後沖縄入りした大野防衛庁長官は、自衛隊ヘリに乗り込み、普天間基地やキャンプハンセンなどの視察に向かいました。その後はキャンプシュワブから普天間代替施設の建設予定地、辺野古を視察し、夜には、北部市町村の代表と懇談。明日は稲嶺知事に会う予定です。県ではこれまでアメリカ軍の再編に伴い、普天間基地の早期返還や、実弾射撃演習による被害が大きいキャンプハンセンの兵力削減などを具体的に求める方向で作業を急いでいますが、県の案をまとめる段階には至っていません。

「アメリカ軍の再編に伴う日米協議は、来月はじめに事務レベルの協議が。そして3月には国防、外務大臣レベルの協議委員会「2プラス2」が行われる予定で、この重要なタイミングに来県した大野長官に対して稲嶺知事がどのような具体的な要望を提示できるかが注目されます」


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琉球新報 1月18日夕刊

読谷で「辺野古」訴え 鍋島充さんが早朝に反対運動

プラカードを持ち普天間飛行場代替施設建設の反対を訴える鍋島充さん=読谷村比謝矼

 【読谷】「みんなで反対すればやめさせられる。辺野古に力を」。読谷村高志保に住む鍋島充さん(38)=福岡県出身=が同村比謝矼の国道58号沿いで約3カ月前から、名護市辺野古沖の普天間飛行場代替施設建設に反対する運動をしている。

 毎週月―木曜日の早朝7時ごろから約1時間半、通行車両に向かい自作のプラカードを掲げ、代替施設建設やボーリング調査の中止を訴えている。「通行人の反応は悪くはない。頭を下げたりしてくれる」。地道な活動ではあるが、徐々に手応えを感じていると鍋島さんは話す。

 週末には辺野古での座り込みに参加する鍋島さん。仕事で毎日は辺野古へ行けないため、住まいのある読谷村で抗議行動をすることを思い立った。「向こう(辺野古)で闘っているおじい、おばあを少しでも応援できないかと始めた。読谷でもこういうことをやっていると知って少しでも励みになれば」と話す。

 鍋島さんはこのほど、模合仲間とともに辺野古で続けられている代替施設建設への反対運動を応援する「辺野古とつながる読谷の会」を結成した。強制ではないものの、メンバーの誰かが毎日、辺野古へ足を運ぶように努めているという。鍋島さんは「向こう(国や米国)があきらめるまで運動をやり続けていきたい」と話した。

沖縄タイムス <2005年1月18日 夕刊 1・5面>

「原因は乗員ミス」/F15空中接触
米軍事故調査委が結論

 沖縄近海の訓練空域で昨年十月、米軍のF15C戦闘機二機が訓練中に接触、嘉手納基地に緊急着陸した事故で、米太平洋空軍司令部は十八日、事故原因について「パイロットの人的ミス」との事故調査委員会の調査結果を公表した。同委員会の発表によると、四機編隊を組んで飛行訓練中、一機が別機の飛行ルートに進入したのが直接の原因。同委員会は別機の飛行ルートに進入したパイロットについて「事前に説明されていた飛行隊列の維持を行っていなかった」とミスを指摘。さらに、接触した両機の間隔が縮まった状況を両パイロットが認識していなかったことを挙げ、「両パイロットの判断ミスも要因」と「二重ミス」を指摘した。

 外務省沖縄事務所によると、同省が入手した詳しい米軍の報告書では、一機のパイロットが同空域で訓練をしていた別編隊の他機に気をとられ、訓練のパートナーである僚機がコース変更したのに気付かず、飛行ルートに進入したという。米空軍は事故機のパイロット二人の資格認定レベルを格下げし、基礎訓練のやり直しを命じる処分をした。

 米軍は上級パイロットや航空機の専門官らで構成する事故調査委員会を設置し、原因を調べていた。

 事故を起こしたのは、米アラスカ州エレメンドルフ空軍基地第一二戦闘中隊所属のF15C戦闘機二機。

 嘉手納基地報道部によると、二機は昨年十月四日、沖縄本島の南方約二百キロの空域で編隊飛行中に接触。二機ずつ敵、味方に分かれ、戦闘訓練をしていた。パイロットにけがはなかった。

 目撃者によると、接触事故後、約十分後の午後二時五十五分から同三時にかけて嘉手納基地に相次いで着陸。一機目は垂直尾翼が左右とも一部欠け落ち、二機目も左主翼と左の水平尾翼が一部破損していた。

 嘉手納基地に緊急着陸した事故機は、滑走路端に停止。消防などの点検を受け、一機目は約二十分後、二機目は約一時間後に車両でけん引され、格納庫へ運ばれた。

 同報道部は「両機は民間地域を避け、海上から嘉手納基地に安全に帰還した」と説明した。

 事故機は昨年八月下旬に嘉手納基地に飛来した十二機のうちの二機。同基地第一二戦闘中隊の同型機十機が事故から三日後の七日、事故後停止していた飛行訓練を嘉手納基地で再開した。

 同基地報道部は「いかなる故障も確認されなかった。再開はパイロットの技術維持と、事故が起こる危険性を軽減するため」と説明していた。

空中接触事故で尾翼が破損したF15戦闘機=2004年10月、嘉手納基地 (写真説明)空中接触事故で尾翼が破損したF15戦闘機=2004年10月、嘉手納基地

     ◇     ◇     ◇     

再発防止策明確に示せ/県、不満表明

 県の府本禮司知事公室長は十八日、米軍がF15戦闘機の空中接触事故調査結果を発表したことについて、「人為ミスはいつでも起こり得る。なぜ、こうなったのかという説明と同時に、再発防止策をどう講じるかについても明確に打ち出されなければ、県民の不安は払しょくされない」と米軍の対応に不満を示した。

「米軍は襟を正せ」/関係首長、驚き怒り

 米軍のF15C戦闘機二機の接触事故で、米の事故調査委員会の調査で「パイロットの人的ミス」と発表されたことに、嘉手納基地周辺の自治体首長は「老朽化に加え人的ミスもあるとは」と驚き、「恐ろしい。(米軍は)細心の注意を払うべきだ」「襟を正せ」などと怒りをあらわにした。

 嘉手納基地を抱える三市町でつくる連絡協議会会長の宮城篤実嘉手納町長は「部品落下などの事故を続発させている戦闘機にミスを犯す人間が乗り、嘉手納基地を飛び立って民間地域上空で旋回を繰り返す状況に、あらためて恐ろしさを感じる。今後米軍は、飛行に関して細心の注意を払う責任を負うべきだ」と訴えた。

 「重大事故につながりかねないトラブルで『人為的ミスでした』では済まない。理解に苦しむ」と指摘するのは仲宗根正和沖縄市長。「F15は以前から老朽化も指摘されており、加えて人的ミスも起こるようでは大変心配。米軍はしっかりと襟を正してほしい」と要求した。

 事故が人為的ミスだったことについて、辺土名朝一北谷町長は「再発防止策が講じられていないのは、米軍が基地運用を重要視し、住民不安を蚊帳の外に置くものであり、憤りを感じる」と批判。住民の安全確保の確約ができるまで(1)一時駐留している部隊を所属基地に戻す(2)外来機の飛来禁止(3)飛行訓練の縮減(4)米軍機の民間地上空の飛行中止―を強く求めた。


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