ジュゴンの家・日誌
「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。
「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。
「力になろう!」という皆さま!!
ぜひ、賛助会員になってください!!よろしくお願いします!
会員申し込みは・・・FAXまたはメールでお知らせください。
  電話&FAX 0980−54−2948 
   e−mail   dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp
会費・・・月1000円、年10.000円となります
同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで

よろしくお願いいたします

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2月A
参加者募集!!!
阻止船に乗る人、海上のやぐらおよびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
冬を迎え海の上はだんだん寒くなってきています。普通の衣服では、濡れて風に当たっているとかなり寒いということです。
海上行動用のダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!!

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

国会前座り込みホームページヘ!!

辺野古より緊急連絡!!!
平和市民連絡会の平良夏芽です。
12月10日午前、辺野古沖のやぐらで反対派男性が作業員に突き落とされ、
パイプに後頭部を強打し気絶して救急車で搬送されました。
被害者は意識を取り戻し、
大事には至らなかったようですが24時間の経過観察という段階です。
しかし、那覇防衛施設局は すぐ近くで見ていて、
救助指示も出さず傍観していました。
被害者が気を失って 流れに流されていくのを傍観したのです。
しかも、本人が自分で落ちたと言い張っています。  
現場では、施設局に雇われた業者を「敵」としないように努力してきましたが限界です。
3人目のけが人が出て、しかも三人目が気を失って救急搬送されるに至っては、
全国に呼びかけて業者にも抗議をしていただく必要があると判断しました。
以下に業者の名前、住所、電話番号を記します。
想いのある方は、抗議の電話を入れてください。
サンコーコンサルタント  東京都江東区亀戸一丁目8−9号
                電話03-3683-7111
                FAX03-3683-6264
同沖縄事務所       浦添市牧港1-62-19
                電話098-875-6181

那覇防衛施設局は、抗議の電話を弁護士がしている途中、
15分ほどで一方的に電話を切りました。

   ボーリング用のやぐらが珊瑚を破壊・・・!!
海底に潜った夏芽さんたちが撮影した写真が見られます!!
ここをクリック!!

2月9日(水)
座り込み297日目
←日の出前の出航、朝っぱらの
  寒中水泳、もうすっかり慣れ
  ました。
←今日の第三ポイント。
  さて どう守ろうかと会議中。


  午前11時過ぎ、作業船が
    向かってきました。   →
  ナイワイ 今日も快速! その後から作業船団が向かってくる 写真撮影のみで、何もせずに帰る。
昨日からの大潮で、波も無く干潮。
 昼食前にひと泳ぎ!
 泳ぐよりも歩いたほうが早い? 県内の大学生が激励に来てくれました!海面でこんにちは。
←今日は旧正月。弁当も豪華!


  午後にも作業船が来ましたが、
 写真撮影と、時間つぶしをして
 帰って行きました。
作業員に向けて、「夕焼け小焼け」を弾いてます。さっさとかえりましょ〜! 午後三時、作業終了!撤収!! 旧正月のため、海人の船に大漁旗などがはためく。
今日の収穫。第三ポイント近くで拾った伊勢えび!!  の殻!!残念、中身は空でした。 えび ボクサー。
差し入れのおまんじゅうと、バナナ
ごちそうさまでした。
 今日も 一日 おつかれ!
ジュゴンの家日誌
←ヨッシ―とジュゴンの家の新曲!
「辺野古の海から」を熱唱しながら、  ブリに手を喰われながら、→
       夕飯完成!!
          ↓
 鰤大根  差し入れのサザエのつぼ焼き 食後、真剣にサッカー観戦。
QAB琉球朝日放送

2005年 02月09日(水曜日 夕)

News Photo

検証 動かぬ基地35 フィリピンに学ぶジュゴン保護区

普天間基地の移設先名指しされて8年、辺野古の基地建設が進まず、アメリカも興味を失い、また日本政府もいよいよ見直し入ったと伝わってきます。しかし今日も海の上では作業船が行きかい、反対派の人々は休む暇もありません。

そうやって政治決定を待つよりも、住民主導で天然記念物「ジュゴンの保護区」を名乗り、運営していこうという動きが活発になっています。今日の動かぬ基地は、膠着した基地の海を「ジュゴンの海」に変える挑戦をお伝えします。

先月末、アジア地域のジュゴン調査に取り組んできたアメリカの学者エレン・ハインズさんが沖縄を訪れました。タイでは絶滅の危機に瀕している個体群の調査と保全にあたって成果を挙げていることから、ジュゴンの保護に取り組む団体が招いたものです。

早速、辺野古の海に出たエレン博士は、ジュゴンが好む海草が広がっている砂地に潜ります。体長およそ3メートル、400キロもの体重を植物を主食に維持しているジュゴンは、このように藻場が広がる、浅くて静かな海が、広大に維持されていないと生きて行けません。日本で湿地や藻場の大切さが認識され始めたのはごく最近のことで、藻場の大部分は開発で消滅してしまいました。沖縄に残る最大の藻場は、この辺野古の173ヘクタール。、ついでアワセ沖で、いずれも埋め立ての危機に瀕しています。

News Photo

エレン博士「保護区を作るうえで最も大切なのは、その地域の市民が継続的に参加すること」

海洋資源が枯渇しないよう、どのように有効な海洋保護区を作るかは、現在学会で最もホットな分野で、エレン博士は各国の保護区の現状や課題を解説しながら「国の参加や法の整備は大事だが、地域住民の理解が何よりも重要」と強調します。

宮城キヨ子さん「大浦湾で、ジュゴン見ました・・」

当初から座り込みに参加している辺野古の女性がジュゴンの海への思いを訴えると、ヘレン博士は、地元の理解度は高いと感じたようです。

エレン博士「とても個人的な意見ですが、あの海の上でボーリング調査用のやぐらで座りこみをしている人たちは私のヒーローです。彼らの海を守る勇気に感激しました」

続いて、ジュゴン保護基金の東恩納琢磨さんは、民間で「保護区」を宣言し自主ルールを作ることを提案。それは・保護区でのマリンスポーツの制限・ジュゴンの食草近くで三枚網を仕掛けないこと・ジュゴンがかかった網を切って救出した場合、一部を保証する・網漁の転換する(例・として海ぶどう養殖)をあげています。

しかし会場からは「そこまで漁師の理解が進むか」疑問視する声も上がっていました。

日本自然保護協会吉田さん「地元の人たちの利害関係を調整するとか、そういう面が難しいんですが今一番やらなければいけないことでその難しい部分を自分たちでルールを作ったり地域間の住民の間で話したりすることはすごく大事、私はそれは保護区の第一歩になると思いますね」

現在、日本の海洋保護区域は環境省が管轄する国立公園の海中公園、自然環境保全地域鳥獣保護区などがあります。また、ジュゴンが種の保存法の指定を受ければ、その生息地等保護区の適用を受けられます。指定されれば、法的な規制や運営費用で有利ですが・・・

News Photo

東恩納さんは、IUCNから2度もジュゴン保護勧告を受けても動こうとしない行政を当てにするよりも、今この海を守ろうと集まった人たちと保護区を立ち上げたほうが現実的だと考えています。

東恩納さん「唯一ここでしか出来ないんですよ、ジュゴンの保護区というのはほかでは出来ないことなんですから。沖縄の東海岸でしか出来ないんだから!出来たらホント、海上に座った甲斐もあるでしょう。」

東恩納さんは先月、ジュゴン保護の先進地域であるフィリピンのパラワン島に出かけ、保護区の現状や保護区を立ち上げるノウハウを学んできました。土でにごった浅瀬にジュゴンの好きな海草が密集しています。ジュゴンが食べた後がはっきりとわかります。

大城敬人さん「ここでジュゴンのはみあとが見られるとは・・感激です」

フィリピンでは1980年代から海洋保護区が出来始め、ここパラワン市では先月初めて罰則を伴う市の保護条例ができました。保護区といっても漁が禁止されるわけではなく、藻場の保護ゾーン、サンゴの保護ゾーンなどを設定して立ち入らないようにするほか、漁の方法も、ジュゴンにやさしい網に変えてもらうなど、漁民にも時間をかけて理解を求め、その結果条例までこぎつけたということです。

また東恩納さんたちは、一週間に600キロも取れるという海ぶどうの養殖を見に行きました。沖縄のものに比べ、粒が大きく出荷にむいていて、また水槽を作らずに海の中で栽培できるので大浦湾にも向いているといいます。

フィリピン大学トロノ教授「海草の需要は高いので、商品になる品種は今とても高値がついて、生活もよくなりました」

海草の養殖は島嶼国フィリピンの沿岸域の基幹産業になっていて世界の健康ブームに乗り、フィリピンは世界の未加工海草の総生産の9割を占めるまでになっています。海草の養殖とジュゴンの保護区が見事に両立している様子を目の当たりにして、東恩納さんは保護区を立ち上げる自信を深めました。

News Photo

東恩納さん「別に押さえつけてこれをやれ、ということではなく、一緒にやっていこう、こうする選択もあるんじゃないかな、ということなんです。」

「やっぱりもう一度、あそこで座り込みを続けているおばあちゃんたちのようにこの海があったから、自分たちは生きられたんだという。そういう海の原点をもう一度考えてそこから見つめなおすことでオレはホントに持続可能な地域づくりが出来るのではないかと」

ジュゴンを保護するということは、生態系全体を守ることですから、昔のように魚がいっぱいいる海を取り戻す挑戦でもあるわけですね・・・

先日、宜野座のウミンチュの方々何人かにのお話を聞いたんですが、ジュゴン保護区を肯定的に捕らえている人が予想以上に多く、海を守ろうという意識はずいぶん高まっているんだと感じました。「いったい何が生活を豊かにしてくれるのか」基地問題を考える上で、常に横たわっているテーマです。

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沖縄タイムス <2005年2月9日 朝刊 2面>

米軍事故に「活動要領」/現場で情報収集や調整

 県内で在日米軍の事故が発生した際の対応について外務省や県警などが協議する「県在日米軍事故対応に関する合同協議会」の第二回会合が八日、那覇防衛施設局で開かれ、運営要領と、事故現場で情報収集などに当たる現地緊急対策チームの活動要領を了承した。

 対策チームの活動要領では、事故後、メンバーが迅速に事故現場付近に集合し、可能な限り現場に近い場所に活動拠点を設置する、と規定。

 任務として「事故の現状や地域への影響についての情報収集」「地方自治体、消防、米軍などを含む関係機関の連絡調整」「報道機関への情報提供」―など六項目を挙げている。

 外務省沖縄事務所、那覇防衛施設局、県警、第十一管区海上保安本部などの実務担当者で構成する同チーム代表の桐原弘毅内閣官房沖縄危機管理官は「日米合同委員会の分科委員会の協議結果などを踏まえ、今後、米軍側とも調整を図っていく」としている。

 一方、合同協議会の運営要領は「事故を想定した図上訓練を適宜実施し、関係機関の連絡・協力体制の確認と見直しを行う」ことや、「在沖米軍との情報共有や意思疎通を緊密に行う」ことを明記した。

 合同協議会は昨年八月に宜野湾市の沖縄国際大学で起きた米軍ヘリ墜落事故を受け、米軍による同様の事故が発生した際の国の対応強化を図る目的で昨年十一月に設置された。

 会合の冒頭、議長の宮本雄二沖縄大使は「県民のため、現場主義に立って柔軟かつ迅速な対応をしたい」と強調した。

琉球新報 2005年2月9日 水 10:19

米に普天間基地所属ヘリの飛行経路再検討要請

 【東京】防衛施設庁幹部は8日、米軍ヘリ沖国大墜落事故の再発防止策に関連して「被害を極小にするような飛ばし方の問題も(米側と)やりとりしている」と述べ、市街地上空を避けるなど、普天間基地所属ヘリの飛行経路を再検討するよう米側に求めていることを明らかにした。同事故については昨年8月に日米合同委の事故分科委員会を設け、原因究明と再発防止策を日米間で協議しているが、再発防止策の協議内容が明らかになるのは初めて。

 施設庁幹部は「米側はマニュアル(整備指導要領)に沿って整備し、それを上官が点検するとしているが、その状況を日米合同委員会に定期的に報告すべきだと求めている」とも述べ、安全管理状況の定期報告を日本側が求めたことを明らかにした。「米側もそれはいいと言っている」と述べ、米側も大筋で了承していることを示唆した。

 事故分科委員会は発足当初は事故の原因究明に力点を置いて協議し、昨年10月には「ヘリ尾部の接続器具の装着忘れ」が事故原因とする米側の調査報告について「受け入れ可能」と了承した。その後は米側に対し、「整備指導要領の明確化」と再発防止策のほか、さらに追加策を講じるよう求めていた。今月中にも再発防止策を盛り込んだ勧告をまとめ、日米合同委に報告する見込みだ。



2月8日(火)

座り込み296日目
         第3ポイントより

←先日奇襲攻撃され敷かれた上段の足場板。こちらが駆け付け慌てたのか、かなり雑な仕上がり。

守り抜いた下段の畳部分。ここに敷こうとしていた板は、やぐらの脇にまとめて置いてあります。ですが施設局は「足場板完成」ということにしてしまいました。畳だよ〜、畳なのに!!→
海人登場。午前7時。 いつもは波が激しいこの場所も、今日はおだやか。 あまりにも美しい海。耐え切れず、若者1名、おっさん2名泳ぎだす。午前8時。
10時前、作業船、警戒船計3隻が向かってくる。 ナイワイ号も応援にかけつける。灰谷健次郎さん、ナイワイ号の活躍、届いてますか? クランプの締めなおしだけ、とういう約束で許可。
朝っぱらからウエットスーツ来て、海上に突き出たやぐらで何時間も過ごす。作業船と殺伐とした攻防もあれば、笑顔でゆんたくすることもある。暇な時間は昼寝したり、読書したり、裁縫してみたり。赤傘の漁船から聞こえてくるラジオはローカル放送のCM中、「ゲルマニウム入りネックレス、ゲルマニウム入りペンダントはいかがですか!!」・・・。
奇妙な時間を過ごす日々。
今日は大潮。やぐらのまわりは足が着くくらい潮が引いてます。沖に泳いでいったS君はすてきな発見をしたらしく、なかなか帰ってきません。「しょうがないなあ」と迎えに行ったまこちゃんも、しばらく戻ってきませんでした。
今日の辺野古、(写真ではわかりずらいですが)海人も惚れ惚れするような最高の海です。
午後2時過ぎ、作業船は陸に帰ったとの連絡を受け、こちらもやぐらを離れる。 が、おだやかな海、先日のように作業再開ということもあるので、海上でしばらく待機。海底観察をしながら。 警戒船が出航した!!作業再開と思いきや、水上スキーで遊んでるだけでした。
2ヶ月ぶりの再会。白くなって帰ってきました。 ただいま、お誕生日おめでとう!! ・・・。
 差し入れのシュウマイ。しんくん、いただきま〜す。
 このあと、若者達の激闘が・・・。
晋くん日誌
辺野古移設見直しを検討」沖縄各社一面トップで報道!!!

2月7日(月)
・沖縄タイムス、琉球新報の一面トップに「辺野古移設見直しを検討」と載りました!!!

朝起きて朝刊を見て大騒ぎ。沖縄タイムスと琉球新報の一面トップに「辺野古移設見直し」とデカデカと載っているではありませんか!!
この間に米政府側は「コストと時間がかかりすぎる」として辺野古移設の見直しと下地島空港を米軍事空港にと要求していました。日本政府は辺野古移設を進めるとしてそれを拒否し続けていました。今回は日本政府側が日米の米軍再編協議において辺野古移設見直しを検討するとのことです。

今回の辺野古移設見直し発言は「コスト」や「時間」ではなく紛れも無く命を守る会の8年間であり、現在の全国的な阻止行動によるものです。
そして日米政府の辺野古阻止行動への「敗北宣言」と言っても過言ではありません。
ただ、命を守る会金城佑治代表の言うように「われわれの運動が実りそうだ。しかし、まだ喜べない。日米協議を慎重に見守りたい。」ということです。ここで私達が阻止行動の手を緩めるわけには絶対にいきません。
素直に喜べればうれしいのですが、これまでに命を守る会、名護市民の経緯をたどっても裏切られてきたことも紛れの無い事実です。

日米政府が辺野古移設をあきらめれば米軍の戦争のためのトランスフォーメーション(米軍再編)に大打撃が与えられることとなるでしょう。
現在もなお、浦添の軍港建設、金武町の都市型訓練施設建設といった問題が沖縄では進行されています。浦添の海にはたくさんのさんご礁が群生しています。金武町の都市型訓練施設建設は恩納村において阻止されたものです。
辺野古で起こった大きな力、それはそれらを食い止めるために起こった大きな力。戦争を止め、新しい世界を創造するための宝です。
基地建設に最後のとどめをささなければなりません。辺野古のおばぁ達、おじぃ達に基地建設がなくなった辺野古の海を見せるために今私達の行動が問われています。
戦争のための基地建設に最後のとどめを!!!
大和の今までの責任の償いとして、全ての世界の人達のために、差別のない世界のために!!!

・今日の海上の状況。
私はパシィフィックコンサルタンツの奇襲強行作業にあった第三のヤグラを守っていました。今日は海の波が高くいつもより少し遅れて海上に出ました。
・第一、第三では。
パシィフィックコンサルタンツは第一、第三ヤグラでの写真撮影だけで午後2時には引き上げていきました。
・第二、第四では。
サンコーコンサルタントは第二で「最大積載量」の看板の取り付けを要求してきました。看板はこちらの船長に手渡して帰っていきました。
第五では、何の要求もなく、写真撮影だけで午後2時に引き上げています。

私達は海上での阻止行動によって防衛施設局によるボーリング調査の全ての進行作業を阻止しています!!!
海人の話。

2月8日(火)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行いました。

私は第四のヤグラを守っていました。

・第一、第三では。
パシィフィックコンサルタンツが担当している第一、第三では先週の奇襲強行調査に対する怒りと緊張が続いています。
第一、第三のヤグラでは「今日の作業はクランプの締めなおし以外しない。」という前提で、締めなおしだけがありました。
先週の金曜日に行われた奇襲強行調査に対する抗議がパシィフィックに対してヤグラから続けられています。

・第二、第四では。
サンコーコンサルタントの担当の第二、第四では「照明灯の点検をさせていただきたい」との申し出がありました。第二、第四共に「それ以上の作業はないのか」との要求を行い、「午後は写真撮影だけ」ということとなりました。
ところが、午後になり、第四では「クランプの点検もしたい」との申し出があったので「話が違う」と拒否し、写真撮影だけをして帰っていきました。

今日はパシィフィック、サンコーどちらも午後1時30分には引き上げていきました。先週の金曜日の奇襲強行調査もあったのでこちらは警戒し、午後3時30分まで海上での待機をしました。

第四のヤグラを一緒に守っている海人から色々な話を聞きました。
「"自然を守るためには"現場を知っている人間と学問をして自然を理屈で知っている人間と両方が必要だと考えている。机の上の理屈だけでは何もなりたたない。海はことごとく人間の創造と計算を覆していくからな。その中身を知っているのは現場で漁師をしている人間さね。だけど現場を知っている人間が必ずしも海を守る理屈を知っているとは限らない。両方がいて初めて成り立つ関係がある。お互いにしっかりと自分を踏まえた上でしか渡り合えない。これも人間の道理。」海人を貫いている人の言葉でした。
どこにいっても通用する姿勢。「色々なことを学ぶ必要がある。」から色々なところに行く人もいる。一つを貫くことで全てを知る人もいる。
この海人の言葉は阻止行動も同じなのです。この話は私にはしっくりくるものがあります。
私はよく「若いのだから色々なところに行って色々なものを見るべきだよ。」と言われます。それもそうだと思います。
私は自分の中に一つの筋を通した上で行うことなのだと感じます。一つを貫くこと。それが人の誇りになり、意地になり、素直さになり、高い志につながるのだと周りの多くの人達から学んでいます。

この間、国側はボーリング調査と同時並行で8月まで環境アセスメントを実施するとしています。ボーリング調査と同時並行していることについて多くの学者や市民団体が「おかしい!!」と声を上げています。「8月まで」としていることに関しても「少なくとも3年間はやらなくては自然界の海のデータなどとれるはずがない。」と批判の的となっています。
この間に沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団がボーリング調査の差し止めを求めて防衛施設局を告訴しています。
県内のエコツーリズムなどを辺野古海域で行っている方や名護の一般市民県内の人々もいれて60名以上が加わっています。そこにこの間に海人が20名加わっています。
この適当で理不尽な国の対応に対しての怒りが火を噴いてきています。

こんな適当なことが通るような国っていったいなんなのか。環境アセスメント違反のことについても多くの人達に声を上げてほしいと感じています。


2月7日(月)


共同通信 2月7日2時25分
名護沖移設の見直し提起 政府、米軍再編協議で検討

 政府は6日、暗礁に乗り上げている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)返還問題を打開するため、1999年に閣議決定した同県名護市沖への移設計画の見直しを、今後の在日米軍再編協議の議題として取り上げる方向で検討に入った。政府、与党関係者が明らかにした。
 移設計画に関しては、実現の見通しが立たないため米側が見直しを提起、日本側が拒否した経緯がある。今回、日本側からの提起を検討するのは、昨年8月に同飛行場近くの市街地で発生した米軍ヘリ墜落事故で返還の早期実現を求める声が高まっていることに加え、本格化する米軍再編協議で普天間返還実現を「地元負担軽減の目玉」と位置付け、世論の理解を得たいとの判断もあるようだ。
 日米両政府は96年の特別行動委員会(SACO)最終合意で「沖縄本島東海岸沖」への移設を決めたが、今後の協議次第でSACO合意の抜本見直しにつながる可能性がある。
琉球新報 2005年2月7日 月 10:44

「反対運動の成果だ」 普天間基地辺野古沖移設見直し

 米軍普天間飛行場の辺野古沖移設を、政府が見直す検討を始めたことに、6日、県内からは返還促進への期待と新たな県内移設に対する警戒感が交錯した。名護と宜野湾の関係者は「粘り強い反対運動の成果だ」「県民の願いが政府に届いた」と歓迎する一方で、「県内でのたらい回しにつながるのではないか」「確定するまで一喜一憂できない」と不信感も残る。新たな候補地としては下地島空港や嘉手納基地が取りざたされており、地元は強い反発を表明した。

 【名護】名護市辺野古沖への移設に反対する辺野古住民、市民団体は「粘り強い反対運動が政府を動かした」と評価しつつ、「見直しが決まるまで運動を緩めない」と話し、慎重に政府の対応を見据える姿勢だ。

 辺野古住民らでつくる「命を守る会」の金城祐治代表は「ボーリング調査に反対する300日近い阻止行動の声が政府に届いた」と評価しながら、「一方で政府は移設推進を言明してきた。計画の白紙撤回が確定するまで、しっかりと阻止行動を続ける」と気を引き締めた。

 ヘリ基地反対協議会の大西照雄代表委員は「普天間撤去の世論が高まる一方、辺野古移設のボーリング調査は進まず、政府も見直しを検討せざるを得なくなった」と冷静に分析。「米軍の再編強化の中で辺野古の重要性は変わらないはず。ボーリング調査阻止に向けて徹底抗戦を続ける」と強調した。

 ボーリング調査の事前調査を阻止しようと、辺野古で座り込みや海上での抗議行動に参加する「市民アセスなご」の浦島悦子さんは「手放しで喜ぶわけにはいかない」としながらも「政府がやっと見直しを口にするようになったのは、可能性が見えてきた証拠だ。今後も白紙撤回に向けて運動を進めていきたい」と語った。

 沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団の東恩納琢磨団長は「世界的に見ても辺野古の海が豊かであるということを、日本政府も無視できなくなったということだ」と歓迎する一方、県内移設については「選択の幅を沖縄に押し込める考え方は外交ではない」と批判した

速報!!!辺野古より、富田晋。
琉球新報、沖縄タイムス朝刊トップに「辺野古移設見直し検討」と載りました。
今まで米政府から「見直し」を提案されていた日本政府はそれを拒否し続けてきましたが、今回は日本政府のの側が米軍再編協議の中で「辺野古見直し」を検討する議題として上げています。
信憑性のある記事と言ってもいいと思います。
一方で「移設撤回」を何度となく裏切られてきた経緯があります。 私達の阻止行動、命を守る会の8年間に及ぶ粘り強い反対運動が基地建設をぶっとめている現実に政府をここまで追い詰めていると確信を持っています。
しかしながら現在もボーリング調査を強行しようとする姿勢は変えていません。 私達も阻止行動の手を緩めるわけにはいきません。
基地建設に最後のとどめをさすために全国的な力がさらに必要です。 今が最大のチャンス!!力を合わせて最後まで頑張りましょう!!!
琉球新報

「潮流変わり死活問題」 漁民ら基地建設反対訴え

 【名護】名護市辺野古沖での米軍普天間代替施設建設に反対する宜野座村、金武町、石川市の漁民らによる「基地建設反対海上パレード」が6日、辺野古沖で行われた。21隻の船に60人の漁民が乗り込み、列をつくって海域を回った。漁民たちは「基地ができれば潮流が変わり死活問題」「モズク養殖ができなくなる」など建設による漁業への影響を懸念し反対をアピールした。

 漁船には「お金は一時の魅力 海は永遠の魅力」など漁民が考えたスローガンの書かれたのぼりが立てられた。

 船団は宜野座漁港を出港し、建設に向けた現地技術調査が行われている辺野古の海へ。辺野古の浜には住民や阻止に参加するメンバーらが結集し、船団が前を通ると「一緒に辺野古の海を守るぞ」と気勢を上げ、漁民たちを激励した。

 最後に船団は調査地点を輪で囲んで何周も回り、建設反対をアピールした。

 参加した宜野座村の漁民(50)は「ここはモズク、サザエ、ウニやタコも捕れる。基地ができると潮流が変わり、絶対良くなることはない。死活問題だとみんな危機感を感じている」と話した。連日阻止行動に参加し、周辺地区の漁民にも呼び掛けて輪を広げてきた国頭村の山城善勝さん(60)は「手応えを感じる。これだけ盛り上がったので、また賛同者が増えると思う」と話していた。

琉球朝日放送   2005年 02月07日(月曜日 昼)

政府 辺野古見直し米へ提起

政府は普天間基地の名護市辺野古への移設計画を見直す方向で検討に入りました。今月中に日本がアメリカ側に提案する見通しです。

ヘリ基地建設見直しの方針は政府、与党の関係者が明らかにしたものです。普天間基地の返還と引き換えに名護市辺野古沖に新たな基地を建設する計画は知事や名護市長らの受け入れ表明を受けてこれまで、作業が進められてきましたが地元住民の根強い反発があり作業が大幅に遅れている他、新たな基地に15年の使用期限を付ける沖縄側の条件は見通しが全くたっていません。

一方、去年8月には沖縄国際大学の構内に大型ヘリコプターが墜落し普天間基地の早期返還を求める声も高まっています。この為政府は、これから本格化する在日アメリカ軍の再編協議の中で移設見直しを提案する方針で今月19日には日米間の協議が予定されています。政府のこの方針に稲嶺知事は次の様に述べています。

ところで、辺野古で進められている国のボーリング調査に向けた作業に反対する漁師の海上パレードがきのう行われました。海上パレードには、金武や石川・国頭などから基地建設に反対する漁師らが集合。23隻の船団で宜野座漁港から辺野古沖のボーリング調査用のやぐらを目指して海上をパレードしました。

参加した漁師のうち、20人は昨年末に反対派住民らが提訴した「ボーリング調査差し止めの訴訟」に原告として新たに参加することになっています。漁師の男性「この漁場は最高ですよ。モズクもできるし。こんな海を殺しちゃいけないと思って。」
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座り込み295日目
今日は波が高く、しばらく事務所前で待機。 営業スマイル 少し遅れていってきまーす!
やっぱり波はとても荒れていました 波が高く、単管に登れずに
第三ポイントの周りで待機
ゴンベイ丸が単管に係留 午後、パシフィックが第3ポイントに来る。その前をナイワイが走り、業者を
けん制
作業船が第3ポイントに
着くころには・・・
ナイワイが船と船の隙間に停泊。
やっぱり海人の運転はうまい!
警戒態勢 ナイワイに乗った飛び込み隊も
準備OK!
晋君だ 警戒船の動きを見るゆっくん 板の間にはまるあやちゃん。
(本当にはまってしまいました)
これは絶対に組ませません! 結局作業は写真撮影のみ 作業船を完全にブロック
←これからまた、単管の上で
太鼓の音が鳴り響きます

作業が2時で終り
今日はゆっくり陸でゆんたく→



2月6日(日)
本日、海上パレードが行われました!!
8:30宜野座漁港に到着!!
漁港の入り口にはでっかい横断幕が
「辺野古の海は世界の海
一緒に守ろう子孫のために」
大漁旗をつけた船が各地から続々と集まってきました!!
宜野座の海人が開会の挨拶
「わったーの海を守ろう!!」
さぁ、海上パレードに出発だ!! いってきまーす!!
後ろを振り向くと、沢山の船が!!「あっさみよー!!」
ジュゴンも応援に来てくれました!!
←←ここはもずくの養殖場。
基地と目と鼻の先。本当に近いです。
基地ができたら、もずくができなくなってしまうということが一目瞭然・・。
それにしても本当に感動!!
防衛施設局がこれを見たら、もうやる気をなくすはず!!
この海は海人のものなんだよ〜!!
いつもは緊張感に包まれているやぐらも今日はかわいらしく、にぎやか!
浜には沢山の人が待っていてくれました!!
漁港に戻って・・
たくさんのごちそうが待っていました!!えびにさざえに刺身に・・!!
あったか魚汁!! ヒージャー汁をいただきまーす!! うまい!
えびも がぶっ!!
ぷりぷり新鮮でうまーい!! 不良座りで魚汁を食べるしんくん
たくさんの人が幸せ気分になったのでした 続いて、師匠とかっちゃんとヨシタミさんの三線ショー!!
海人も歌う!! おいしい大根を取り合う二人。 あぁ腹いっぱい・・幸せ・・・
晋くん日誌
2月6日(日)
・宜野座、金武、石川の海人達による海上パレードが辺野古沖合いで行われました!!

この間、辺野古海上でくい打ちをさせないための阻止行動を一緒になって闘ってくださっている海人達が「自分たちの意思表示をしたい。」と海上パレードを企画し、今日午前10時30分より行われました。
午前9時ごろ海上パレードの船に乗せてもらおうと宜野座漁港に行くと海人達が集まってテントの設営などをしていました。「海上デモが終わった後は一緒に魚を食おうな!!」と魚を解体して刺身にしている海人の顔は輝いていました。

テントの設営や食事の支度などが済んでいよいよ出航の用意。出発式が始まります。
辺野古の座り込みや県内の各地から50人ほど漁港に集まっていました。

「わったーの海を守ろう!!それを合言葉にしてこの間辺野古に参加してきました。今日は辺野古の海上でわったーたーの意志表示をしましょう!!」宜野座の海人。
「基地建設を絶対に止めよう!!!出航!出航!Let,s GO!!!」掛け声と共に船に乗り込み出航!!

辺野古ではおばぁ達が浜辺に総出で出て待っているという。
漁船には「海は宝。海人の宝。」といったメッセージの書かれた旗や「基地建設反対・ヘリ基地反対協」の旗、大漁旗が誇らしげに翻っていました。ぐーとこみ上げてくるものがあります。
宜野座から出航した漁船は14隻。海上に出ると周りからぞくぞくと船が集まってくる。辺野古海域に到着するまでに22隻になっていました。
辺野古海域には「平和丸(反対協の阻止船)」が巨大な(約10メートル)ジュゴンバルーンを船尾にくっつけて海に流しています。ジュゴンのお出迎えです。

「一番手前のヤグラに集まって、海上パレードを開始します。」掛け声が響く。22隻の漁船に伝わっていく。
ヤグラに着き、22隻が大集合。驚く光景が広がっています。船、船、船。船だらけです。
「海上パレード開始!!!」開始の合図と共に1列に並んで出航。
22隻の船が辺野古の海を切って走っていく。

浜辺まで来るとスピーカーから激励の声が響いている。浜辺ではおばぁ達が「基地建設反対」の旗を持って大きく、大きく振っている。こちらも手を振り返す。感動的な光景でした。
海上を22隻の漁船が海上をジクザクに航行しながらヤグラの周りを囲っては円陣を組む。空にはセスナが飛び、取材のために記者が写真をとっている。
多くの取材陣がつめかけその関心度が高いことを示していました。
浜辺からは三線の音色にあわせた歌が聞こえ、海上に響いていました。船の上ではカチャーシーを踊る人がいれば一緒に歌う人も。
1時間ほどの感動的な海上デモが終り、宜野座へと漁船が帰っていきます。

宜野座に着くとさっそく採れ立ての魚の刺身やイカの汁などがオリオンビールと共にに全員に振舞われていました。
瀬嵩の三線の師匠が三線を弾き鳴らし、名護の市議会議員が歌う。読谷村の知花昌一さんも、国頭のかっちゃんも参加してにぎやかな宴になりました。
その中で辺野古の座り込みに参加している女性が発言。「こうやって海人達の皆さんが海上デモをしてくださったことが夢のようです。」
8年前からずっと運動に参加している女性です。8年前には海上で海人達がデモ行進するという状況はありませんでした。8年前の市民投票から厳しいトンネルを抜け、それでも基地建設を拒否し続け、そして海人達が立ち上がるまでに状況は覆りました。
「夢のようです。」という言葉の重みがヒシヒシと伝わってきました。

今日のパレードはこの海の主人公である海人達自らの意思表示でした。
「私達は本気だ!!この海に基地建設はさせない!!」その言葉を誇らしげに体言したことにすごい意義を感じます。
海人達に対する政府からの圧力があってもそれを海人達が跳ね除けるだけの大きな力を感じるパレードでした。
この闘いは勝てます。一人一人から始まった辺野古の闘いは確実に基地建設を止め始めています。米軍が戦争への準備と現在の攻撃のために行っているトランスフォーメーション(米軍再編)を辺野古は根っこから破壊しています。

基地建設を絶対に止める。この時代、私達の時代を政府の好き勝手にはさせない。
世界は変わるこの辺野古から。
先月、作業台船は月の中ごろに動いています。現在、辺野古外洋には作業台船のためのアンカーが降ろされています。2月の決戦が迫っているように感じます。作業台船は入れさせない。

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