ジュゴンの家・日誌

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9月B
参加者募集!!!
阻止船に乗る人、海上のやぐらおよびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
海上行動用のダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!!

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

国会前座り込みホームページヘ!!

 ボーリング用のやぐらが珊瑚を破壊・・・!!
3月17日(木)にきた台船を留めるために、荒波の中無理やり降ろしたアンカーが、
再びサンゴを破壊していた。
海底に潜った夏芽さんたちが撮影した写真が見られます!!

ここをクリック!!



「名護街宣大作戦!」のお知らせ

 名護市民は辺野古に注目しています。でも、なかなか現場に来ることができない、きっかけがつかめないという人達のために、辺野古の現場でおこっていること、今、名護市の全体の力が必要だということ伝えに名護市街へ出て行きませんか?


                        

☆飛び入り大歓迎!!

     一緒にビラまきをしたい人を募集しています。

 私たちは毎週土曜日、海上行動隊、海人のマイクアピールや
 ビラまき、写真の展示などを行います。皆さんもぜひご一緒に
 参加してください!!


☆作戦決行日:毎週土曜(雨天中止)
      14:
30 じゅごんの家集合!!(名護市城2−13−2)
      15:00 為又・
「洋服の青山」前で街宣開始!
      17:00 「じゅごんの家」でミーティング



9月16日(金)
キャンプシュワブに入る業者を監視するため、ゲート前での監視行動に参加しました。
かっちゃんが教えてくれたオジギソウ
大きな魚を飲み込もうとしてのどに骨が刺さってしまい、弱っていた鳥を救出!!この後、鳥は入院しました。 この方が作ってくれた手作りグァバジュース!
テントに差し入れ。
のんびり午後のテント村の様子。 座り込みテントの前の浜でとれた蟹や貝やたこ。
豊かな海です!


この後、蟹たちは海に返しました。
今日のお弁当。
今日の海もとってもキレイ!!
じゅごんの家日誌
じゅごんの家を模様替えしました!!

←冬服がかかっていたコーナーはステキな洋食器コーナーに!

           古本コーナー→
ジュゴンコーナーには・・ 辺野古のビデオや、 かわいい絵ハガキも売ってます。
服の棚が低くなって、見晴らしがよくなりました! 誰でも思わず座ってしまう、不思議なゆんたくコーナー。 お客さんから自家栽培のグァバをいただきました!!ごちそうさま!




9月15日(木)
カヌー練習をしました。 ピースメーカーの補助をする中馬さん。(右)
陸に戻ってお弁当!

2人ともすごい頭です・・。
午後のまったりテントの様子。
三線を弾く人や、
雑誌を読む人、 こちらはテント村で販売しているステキなアクセサリーを制作中!!
じゅごんの家日誌
今日の夕ご飯は中馬さん特製卵入りカレー!! カレーに超合う!!豆サラダ!! みんなでいただきまーす!!



9月14日(水)
座り込み514日目
朝のミーティング 今日も業者が出てこなかったため
海でカヌーの練習をしました
より実践的な阻止行動の練習
練習だけで海が嫌いにならないよう、
ちゃんと休憩時間の遊びも欠かさない
←直子さんが帰ってきました!
 今日1日で3つのジュゴンを
 作ったそうですが、全て売約済み

大人気かっちゃんTシャツ。全9種類
お求めはテント村または
         下のアドレスで!→
http://henokotokyo.blog15.fc2.com/
blog-entry-90.html
←たくさんのジュースの
差し入れをもらいました!!
    冷たくておいしかったっす!→
ポーポーを食べるゆっくん エレガントな悦美さんと
そうじゃない晋くん
かっちゃんの足元に新しい
ハイビスカスの刺繍が!!
新しいコンビが・・・ しきりに撮って欲しいというヒサ坊さん こんな一日でした。

ジュゴンの家日誌
今日はお店の大改装だー!!
朝から気合を入れる中馬さん!!
目指すは、みんなでおしゃべりできる場所!!
この写真が改装後にどう変身するかな・・・?
ちょっと一息・・。お昼ごはん。食べる場所がないので、即席、棚の上で食べました。 サオリのお弁当にはウナギ!スタミナつけて午後もがんばるぞ!!
←辺野古から、かわいいフルーツを持って来店!



屈折7時間近く・・。
やっとお茶が飲めるスペースができました!→

(ここでデジカメの充電が切れてしまいました・・。劇的改装の詳しい写真はまたのちほど。)
今日はヨッシーが晩御飯を作りました 2種類のスパゲティー&サラダ
いただきま〜す→
しんくん日誌    〜「辺野古見直し、陸上案」報道について〜
9月14日(水)
・防衛施設局による作業はありませんでした。海上での待機はおこなわれています。

☆辺野古見直し報道について。
今日、辺野古に行くと朝のミーティングでは早速読売と共同通信で報道(スッパ抜かれた)された「辺野古案見直しについて」の情報が出回っていました。
海上での新ヤグラ建設の強行はありえるものでその警戒は絶対に解きません。陸上での警戒も強めていきます。
まず、「辺野古は大丈夫なのではないか」と言われていることに関して言えばまったくそうではありません。「海上」が「陸上」に変わったからといって何ら変わりはないのです。そのことを皆さんに説明しなければなりません。

・海上案
「海上案」は少女暴行事件によって沖縄の人々が「全ての軍事基地の撤去」を掲げて県民集会をおこなったのを契機に差別的なSACO合意によって示された案です。
辺野古の沖合いを2500メートルもの規模で埋め立てを行い米軍事基地を作るというものです。「ヘリパッド」と言う名目がついていますが、実際は輸送機さえもが着陸可能な巨大軍事基地です。
辺野古に現在存在している辺野古弾薬庫の弾薬、物資とキャンプシュワブ2500人の人員を効率的に動かす、今までにない画期的な最強の基地です。
「普天間移設」を名目としておこなわれてきた「基地建設問題」は決して「移設」ではなく、1966年から青写真が出来ていた「新設、強化」された軍事基地なのだということを確認しなければなりません。
1997年に名護市民投票によって「基地建設はいらない」とあらゆる圧政を跳ね返して示され、それによって政府は米軍の意向でもあった辺野古基地建設を強行的に進めるためにさらに名護市民に対する圧力を強めてきました。
「生活を仕事をしたければ基地建設に賛成せよ」という脅しを金と権力を使っておこなってきました。しかし、名護市民は市民投票の炎を消さずに基地は要らないとこの9年間叫び続けてきました。
そしてその思いが座り込み、海上阻止行動へと繋がり、阻止行動が始まってから1年と半年間もの間一本の杭も打たせない状況へと繋がってきました。


政府にとって名護市民投票、基地建設をいらないという8割もの沖縄の思い、海上阻止行動は何よりも勝る恐怖となっています。
自分達の根底を揺さぶられるという恐怖です。
この海上阻止行動によって一切の作業は止まり、辺野古の勇気ある行動に対しての支持は着実に広がり、近隣の海人達を立ち上がり、全国へ、世界へと広がっていきました。

・陸上案
今回の「陸上案」には政府の大きな狙いを感じています。
一つ目は「海上ではないのだから海への影響は少ない」という言い方でそのことを各紙で宣伝していることです。
そのことを率直に海人に聞いてみました。すると、「それを本当に信じている人間は海のことをまったく分かっていない。海は、海人は山と川と海があって初めて成り立っている。海岸線を埋め立てるだって??それがどれだけ自然を破壊するのか。基地が出来ればその基地の使用においてどれだけの被害が、汚染が出るかははかりしれない。陸上になったとてわったーは絶対に基地建設を止める思いを貫く。」と言っていました。
基地からでる汚染が計り知れないということについて具体的な例をあげれば、軍事ヘリ、爆撃機の使用において米軍は海水で汚れた部分を真水で洗い流します。
ジェット燃料は中和出来るような物質ではありません。それを洗い流せば海は計り知れない被害を受けます。
さらに流れるということは海流がある限り流れ続け汚染し続けることになるのです。

「陸上案」という政府の秘策は辺野古に関わっている自然保護を目的とした人々や海人達を引き剥がすことを目的としていることがあります。
しかし、今、あげたように自然を破壊することは何も変わりはしない。ジュゴンの生きる海の心臓を破壊しようとする行為に何も変わりはないということなのです。

二つ目は「陸上案」にすれば基地内での建設となり、反対することが難しいということです。
私は「だからなんなんだ」と言いたいです。だからなんなんだ!!私達が基地建設を止めることに何の障害もない。
辺野古のおばぁ、おじぃ達は決してあきらめていないし、「絶対に止める」と言い切っています。政府にはない人々の繋がりと怒りは有刺鉄線を超えて基地建設を止めるのです。
私はおばぁ、おじぃの思いを基地を押し付けてきた責任としてその思いを引き受けて海上であろうが、陸上であろうが絶対に基地建設を止めます。
今の沖縄の怒りは政府の戦争、軍事化政策にものすごい怒りを持って生まれたものです。その怒りを止めることは絶対に出来ない、私達はどんなことがあろうと絶対に基地建設を阻止する。
そのことに全国の人達が賛同していただけるのではあればとめどない思いを声を力を辺野古と共に広げて欲しいと願っています。
そしてそれは絶対に出来ることなのです。
沖縄タイムス 2005年9月14日(水) 夕刊 1・5面
「辺野古」見直し明記/米軍再編中間報告
 政府は十四日までに、十月中の公表を予定している在日米軍再編協議の中間報告に、米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖移設の見直しを明記する方向で最終調整に入った。普天間飛行場の新たな移設先で政府は、米軍キャンプ・シュワブ陸上案を軸に、嘉手納基地への統合案を含めて検討しているが、「まだ一つに絞りきれていない」(政府筋)状況が続いている。このため、中間報告に移設先候補地や目標年次を盛り込めるかどうかは、不透明だ。

 中間報告ではほかに、横田飛行場(東京)の共同使用、米陸軍第一軍団司令部のキャンプ座間(神奈川)への移転を明記する方針。

 普天間飛行場の移設先で、政府は辺野古沖への移設を進めてきたが、「完成まで最低十三年かかる」(政府関係者)とされていることや、市民団体などの根強い反対運動もあり、見直しの動きが強まっていた。

 キャンプ・シュワブ陸上案は、同基地内の兵舎部分に約一千五百メートルの滑走路を造り、軍専用飛行場を新設する。政府関係者は「滑走路建設に十分な面積がなければ、多少の埋め立ても必要になる」としている。政府内の一部では「辺野古と異なり基地内への移設なので、反対運動も起こりづらい」との読みもある。

 しかし、県が受け入れ条件にしてきた軍民共用飛行場という前提が崩れるほか、辺野古沖と比較して住宅地に近づくため、地元との合意を得られるかは困難だ。

 嘉手納基地統合案は、同基地の年間約七万回の航空機離着陸に伴う騒音問題を軽減するめどが立っていない。宮城篤実嘉手納町長ら周辺首長も受け入れに猛反発しており、現時点では実現が難しいとの見方が強い。

 現時点では両案とも地元の反発が予想され、政府内では「小泉純一郎首相ら官邸主導で県外移設を打ち出さなければ、地元の理解は得られない」との声も上がっている。

     ◇     ◇     ◇     

県幹部「大きな一歩」

 政府の中間報告に、普天間飛行場の名護市辺野古沖移設見直しが盛り込まれる方針が明らかになったことについて、県幹部は「これまで政府の公式案が『辺野古沖移設』しかなかったことを考えれば、(辺野古沖移設)見直しは大きな一歩であることは間違いない」と指摘。

 その上で「問題は見直しの方向性で、県内移設ということになれば大問題になる。見直しの中身が明確にならなければ一喜一憂しない、ということになるのでは」との認識を示した。

水陸両用車無灯火上陸/キャンプシュワブ

 米海兵隊の水陸両用車七台が十三日夜、名護市のキャンプ・シュワブの浜に上陸するのを、ボーリング調査に反対する市民団体のメンバーが確認した。車両は無灯火で海上を走行していたといい、市や名護漁業協同組合は「夜間に潜り漁をする漁民もおり、危険だ」と反発を強めている。名護市議会は十四日午後にも軍事基地等対策特別委員会を開き、対応を協議する。

 目撃者によると、十三日午後七時半ごろ海上からエンジン音が聞こえ、辺野古の浜で水陸両用車の海上移動を確認。七台が次々とシュワブの浜に上陸し、およそ二十分後には全車両が基地の中へと入っていった。

 名護市には、事前に十二日から十六日まで移動通知が那覇防衛施設局を通じ届いており、夜間移動の実施については施設局に確認中という。

 同通知の訓練時間は二十四時間を規定。同市の玉城政光政策推進部長は「通知では夜間演習の実施も想定されているが、実際に行われたというのは聞いたことがない。漁師への安全配慮に問題があれば、市としても対応したい」と話した。

 名護漁協の神山正樹組合長は「現場海域では潜り漁をする漁民もいて、危険極まりない」と憤り、「通知では何日の何時から行うかは知らされていない。理事会とも協議するが厳重抗議していくことになるだろう」と話した。




9月13日(火)
座り込み513日目
じゅごんの家日誌
今日は中馬さんにお店を開けてもらいました!!
寄付でもらったたくさんの子ども服に値段をつける中馬さん。
今日の夕ご飯当番はしんくん。 サラダ菜の上にお肉をのせて特製ドレッシングをかけます。 いただきまーす!
しんくん日誌
9月13日(火)
・海上では作業はありませんでした。12日(月)のこともまとめて書きます。

〜12日・13日の辺野古〜
12日、13日ともにカヌー隊、阻止船も集合し新ヤグラ建設を止めるために万全の準備で迎えました。しかし、防衛施設局は動きを見せませんでした。
「台風シーズン」という理由づけを施設局長がしていましたが、私達が阻止している限り「出来ない」ということを言えない苦し紛れの言い逃れに聞こえてなりません。
選挙を終えたばかりで政府側がはっきりとした方針を出せない状況だということもあると考えます。
12日は午前中に出ないことが分かったのでカヌー隊の訓練をおこないました。
初期のカヌー隊からいる人達はじょじょに勘を取り戻しつつあるようでカヌーの動きも速くてすごいです。
阻止船の数も日増しに増えています。しかしながら人が少ないことは気になっています。選挙の関係で人が少なかったことはありますが、緊急事態が出た場合に対処できるだけの人数が必要です。
全国に呼びかけを続けていますが、辺野古に集まってくれるよう呼びかけます。
13日、今日も午前中から動きはなく、阻止船10隻とカヌーでの沖合いでの待機を午後までおこないました。
昼ごはんはテント村で食べ、緊急事態に備えました。
テント村にはたくさんの人達が訪れています。この間は特に大学生が多く辺野古を訪れています。「沖縄に観光に来て、寄った」人や「平和学習で来た」人、「海上行動に参加するためにきた」人もいます。
辺野古のおばぁ達はかかさず毎日来ています。そして海上行動の私達に声を掛けてくれます。「新ヤグラ建設は絶対に止めなければいかん!気を抜いてはいかん。」と。
テント村に訪れた学生達はそのおばぁ達の決意を聞いて驚いているようでした。

午後4時ごろには完全に撤収しました。


 沖縄・名護・辺野古の美しい海を埋め立て作ろうとしている新しい軍事基地建設を止めさせるために、おばぁたちが座り込みをはじめてから8年と200日以上。その怒りを正面からうけとめもせずに国は、ムリヤリ、かなりボーリョク的に着手し、調査のために建てられた5コのやぐらは、すでに海中のサンゴをふみくだいている。日本の各地で、世界で、この基地を作ることに対し、抗議の声がうずまいているとゆーのに。

 今、辺野古では、陸上での座り込み、海上・海底でのカヌーや船を使った阻止行動がつづけられており、那覇、大阪、京都、名古屋、東京では座り込みなどで辺野古のことを訴える活動が広まっている。これらを通じて辺野古を知り、これをじぶんの問題として重くうけとめた若者たちが辺野古にあつまり「カヌー隊」として活躍しはじめているところだ。

 弟のシュウは、船の免許をとり、「阻止船」を操縦している。巨大な作業船が辺野古に現れた日、通らせまいと、台船の進路に立ちはだかったが、台船は停まらず、シュウの船は何十倍もの大きさのその船に突撃、間一髪転ぷくはまぬがれたという。数年まえまでいわゆる「不登校」だった弟は、幸運なきっかけを得て、沖縄に行き、沖縄のかかえる問題を知り、辺野古のおばぁ達に出会った。おばぁ達に、学校では教えてくれないいくつものことをおそわり、「戦(いくさ)やならん、命どぅ宝(ぬちどぅたから)」とおそわった。これ以上、おばぁたちに、基地を苦しみを座り込むことをおしつけたくない、たった1人になってもここに立って止めよう、命をはってでも、と決めた。しかし、台船にぶつかる瞬間、シュウの頭をよぎったのは「かならず、生きぬいて帰ってきなさい、なにがあっても」という、おばぁのコトバと、大切な人たちの顔の走馬灯。死ぬわけにはいかない。なにがあっても生きていること、それ以上に価値あるものはない。おばぁの言葉の意味すること。弟の死がもたらす悲しみは、おばぁたちをも殺しかねないのだ。

 恋人のユウスケは、カヌー隊で、海上でのすわりこみをするため、名護でくらしている。ある日、仕事をやめ、彼は「辺野古に行こうと思う」と言った。それは、唐突ではあるがまるで必然のようだった。生活=お金のための生活をやめて、イメージに近いほうを選ぼうとしていたユウスケ。辺野古のことは知っていた。基地ができれば、もちろん自然はこわされ、それ以上に人がたくさん死ぬ。ねがいは、ただ、「幸せになること」。だからこそ、目の前に見えている脅威を見てみぬふりをして自分を偽ることはできない。ほんとうに幸せになりたいから、止めに行く。それが、ユウスケのイメージだ。ものすごくシンプルに、「好きな人を失いたくない、悲しませたくない」から、この不穏な世の中の流れを止めるために動く、その中でいま1番焦点になっているのが辺野古だったのである。

 東京の国会前座り込みで知り合ったアユさんは、バッグパッカーを夢見てお金を貯め、その仕事をやめたばかりで辺野古へ行き、今のところ彼女の旅は辺野古でとどまっている。

 カズマサ君は、仕事をやめてから、地元・名古屋と辺野古を行き来し、名古屋では街頭アピールなどで広め、辺野古では、はげしく船酔いしながらも必死で阻止行動をしている。

 サチコは施設局側の作業員との攻防で1度、指を3cmきり、流血したが、今日も笑顔で海に出て行き、カヌーをこいでいる。

 彼らは全員20歳代だ。若いからと言って失うものがないわけではない。仕事も、恋人もギセイにしてきている。
家族や友人の理解が必ずしも得られるわけではない。経済基盤も保障ももちろんない。
彼らはなにも好き好んで「たたかい」に来ているのではない。それぞれの意志で来ているのは確かだが、闘いたくて
闘っているわけではないのだ。ほんとうなら、好きな人と好きな場所で心おだやかに暮らしたい。
世の中が本当に平和なら、やりたいことは他にもっとある。
 それでもかれらが辺野古に来るのはなぜか。
 どうしても、今止めなければならないから。
 人の命をなんとも思わない人々がゆるせないから。
 命が大切と言うことだけは、どーしてもゆずれないから。

 私自身は東京で店を持ち、そこから発信していくために東京でやることに決めたため、辺野古には行けない。
先日も顔を蹴られるなどの暴行をカヌー隊メンバーが作業員から暴行を受けたとの報道があった。
東京で、はなれた場所でそのようなニュースを耳にすると、怒りとかやりきれなさが体中をうずまいて
いてもたってもいられない気持ちになります。今すぐにでも辺野古に行きたい。
 ケガさせられたり、あるは殺されたり、捕まったり。自分の大切な人がそんな目に、いつ合わされるか分からない状況
の中で、日常をおくらなければならないのが辛い。はなれていて手と足もだせない、叫んでも届かないのが辛い。
 ものすごく個人的な話ではある。
でも、自分の大切な人のいのちが大切なのは、誰でもあてはまるはずである。
自分の周りの人を大切に思うことと、戦争をなくそうと思うことは同じことだ。
大切な人が死んだらイヤだ。だから 戦争はやめよう、基地はいらない。
足りないのは、あと少しの想像力。イラクやアフガニスタンで、パレスチナで、亡くなった人々の周りの気持ち。
周りの人々のきもち。悲しくないわけがない。怒りがわいてこないわけがない。

 もう一度 問いかけます。辺野古の若者たちの「命を守るたたかい」にあなたは何を思いますか。 
 私たちは、辺野古で闘う若者たちの友人・知人・家族として、彼らの生活を支えるためのカンパを訴えます。
彼らが心置きなく行動するためには、1人・1ヶ月の生活資金・5万円ぐらいかかります。5万円×5〜6人を毎月作りたいと思っています。

 東京の「街」では、できるだけ多く地域の人たちが参加してくれるために「100円カンパ」を始めました。
 家族会も結成されました。

 ご協力をよろしくお願いいたします。
 太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、ヨッシー(友人)、佐竹周一(友人)、中馬由紀子(友人)、中野高(友人)、富田直子・剛・翔子(家族会)、赤羽則子(家族会代表)、ハネやん(家族会)、末木(家族会)、
1/15 現在
郵便局 10020−84023361
赤羽 則子

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