ジュゴンの家・日誌

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9月D
参加者募集!!!
阻止船に乗る人、海上のやぐらおよびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
海上行動用のダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!!

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

国会前座り込みホームページヘ!!

 ボーリング用のやぐらが珊瑚を破壊・・・!!
3月17日(木)にきた台船を留めるために、荒波の中無理やり降ろしたアンカーが、
再びサンゴを破壊していた。
海底に潜った夏芽さんたちが撮影した写真が見られます!!

ここをクリック!!



「名護街宣大作戦!」のお知らせ

 名護市民は辺野古に注目しています。でも、なかなか現場に来ることができない、きっかけがつかめないという人達のために、辺野古の現場でおこっていること、今、名護市の全体の力が必要だということ伝えに名護市街へ出て行きませんか?


                        

☆飛び入り大歓迎!!

     一緒にビラまきをしたい人を募集しています。

 私たちは毎週土曜日、海上行動隊、海人のマイクアピールや
 ビラまき、写真の展示などを行います。皆さんもぜひご一緒に
 参加してください!!


☆作戦決行日:毎週土曜(雨天中止)
      14:
30 じゅごんの家集合!!(名護市城2−13−2)
      15:00 為又・
「洋服の青山」前で街宣開始!
      17:00 「じゅごんの家」でミーティング


9月23日(金)
最近のじゅごんの家日誌・・
とみしょうやが荷物を送ってくれました!!
チョッパーも感動のステキな商品入り!
仲良し二人組
サオリ母&アオイの最後の晩餐はゆっくん特製タコライス!!
一生懸命折り紙を折るサオリ&わかな。
出来たのは、となりのトトロ!! 牧場フィギュア。 少女マンガを読んで、いちいちつっこみを入れるゆっくん。
初じゅごんの家でお買い物です!

「すっごいかわいい!!」と、ブラウスをお買い上げ。
飲んでみたかったという、初のA&Wの「ルートビア」!お味は・・・ 「薬草の味がしておいしい!!」
さすがハーブ屋さん。他の人とは違ったうまさがわかるようです。
サオリはちょっと遅れて、おうちで嘉陽のおじぃのお肉をいただきました。
おじぃ、結婚おめでとうございます!
お肉が柔らかくておいしぃ〜!
しんくん日誌
9月22日(木)
・20日、21日、22日の状況報告です。

〜辺野古〜
私たちは海上での警戒の手を緩めてはいません。連日、海上には阻止船がならび、施設局の突然の強行に備えています。
海上で作業など何もない日は連日訓練をつんでいます。海上で訓練をつんでいる人達は連日、カヌー、素潜りの訓練を行ない、二度とこの海にヤグラを建てさせない状況を作り出しています。
テント村には夏休みの終盤ということもあり、大学生がたくさん訪れています。
大学生達の多くは今の日本の状況に不信感を抱いています。「辺野古に行って話しを聞こう」という人達の多くは今の状況に危惧している人達が多いです。
「東京はテロ対策だといって機動隊が常時防弾チョッキ、無線、拳銃を常備しています。街中に平然と日の丸の旗が翻る光景が目立ちます。」と東京の大学生。
「戦争に向かっている状況に対して、私たちの世代が何を考え、行動するのかによってこの状況は変わると思います。今、私たちが何かを起こせば状況は変わる、しかし何もしなければ何も変わらない。辺野古に来てそんなことを感じました。」と京都の大学生。
日本中の大学生が辺野古に集まって何かを持ち帰る。その思いや行動を繋げる全国の人達がいれば辺野古の基地建設は絶対に止められます。
企業のために行なわれる選挙も政府がルールを作っています。しかし、全国の人達が自民党よりもそのほかの政党に票を入れた方が多かった事実。勢いがあるかのように見える自民党は今、その根本が揺さぶられ始めています。
再編の要と言われていた辺野古が覆され始めているからです。
8年間のおばぁ、おじぃの思い、名護市民投票、海上阻止行動、全国の行動が今の戦争に向かう状況を変え始めていることは明らかです。

21日は午前中に作業船が3隻ほど漁港を出たので緊張しましたが、「海象調査」だけとのこと。監視は行なっていましたが、午後2時には作業船も引きあげていきました。

〜岸本市長「縮小案に賛成」〜
日本政府は「陸上案」を推し、米政府は「海上縮小案」を推している。県知事は「軍民共用空港を入れて欲しい」と要求し、岸本名護市長は「海上縮小案」に賛成するというめちゃくちゃな状況が続いています。
しかし、私は「縮小案、陸上案」なんていうごまかしを延々と繰り返されていることが間違っていると感じています。
沖縄は、名護市民は「基地建設はいらない、普天間基地は無条件返還」を求めているのです。
そしてこの状況は政府側がいかにぶれているかもわかります。基地建設を止めるための最大の好機が訪れているのです。「今やれば絶対に止められる」という状況が。
政府が出したやぶれかぶれの案なんてたたきつぶしてやりましょう!!!


9月22日(木)
午前中・・

元2ポイント付近で潜り練習をする、飛び込み隊。
京都からの大学生に説明をする夏芽さん。
リサイクルショップ杉並のお客さん、初の辺野古! 東京から来た学生と記念撮影。東京行動にも来てくださいね!!
小禄さんが帰ります。今日もお疲れ様でした! 説明を終えてだらける夏芽さん。 テント村の前の潮が引きました。
テント村の様子。と辺野古の説明をするくまちゃん。 明日の嘉陽のおじぃの結婚パーティの準備をしました。 大きい鉄板!!
キャンプシュワブでは、タッチ&ゴーの訓練が行われていました。


9月21日(水)
座り込み521日目
←今日もトレーニング!!

帰って来ると事務所の周りの
草刈をしていました。
ごくろうさまです→
京都から来ていた学生がいたので京都、東京行動の
みんなを交えてお話をしました。
なにやら絵を描く二人
カキ氷が来ました!!→
辺野古はまだまだ暑いのでカキ氷が美味しい!!
今日は嘉陽のおじぃの83歳の誕生日でした!!おめでとうございます!!
嘉陽のおじぃは結婚した頃は、食べものも着る物もままならなかったため、今まで結婚式をあげたことが無かったそうです。ということなので・・・ いきなり結婚式開始!! 横に座るあおい
←グリーンピースから送って
いただいたとうもろこし。
早速ゆでていただきました。
美味しかったです。

ジュゴンの家日誌
←杉並のお客さんがジュゴンの家に
来てくれました
QAB 琉球朝日放送

2005年 09月21日 (水曜日 夕)

News Photo

普天間代替 ヘリ基地建設 県内移設案に反対

普天間基地の即時閉鎖と辺野古への移設反対を訴える市民グループがきょう那覇防衛施設局を訪れ、現在、日米間で交渉が進んでいるキャンプシュワブ内などの県内移設案に反対の意志を示しました。

きょう那覇防衛施設局を訪れたのは辺野古への基地建設を許さない市民共同行動のメンバーです。メンバーは普天間基地の即時閉鎖を改めて強く訴えると共に辺野古沖への基地建設の代わりの案として現在、政府間で交渉が進んでいるキャンプシュワブ内への縮小建設案について『県内移設は沖縄の負担軽減にはならない』と改めて反対の意志を示しました。

これに対し、施設局の担当者は『平成11年のSACOの閣議決定にそって辺野古沖への移設作業を着実に進める』と述べるにとどまりました。


ストリーミングビデオ-ブロードバンド256Kbps
ストリーミングビデオ-モデム-ISDN40Kbps




9月20日(火)

座り込み520日目
今日で520日目 朝のカヌー練習 今日は和歌山から新人さんが来ました
同世代で盛り上がる三人 初心者の方には優しく指導します 行ってらっしゃーい!
ちょっと寂しい... テントでは朝のミーティング 今月23日まで名護シアターで上映中。
見るべし!!
GREEN PEACEのスタッフの方から、
とうもろこしが届きました!
生のままガブリ! うまーい!余りの甘さにびっくり
う、うまいっす 思わず顔も、ほころびます あっという間になくなりました。ご馳走様
練習の後のごはんは、格別 PEACE BOATから来たお姉さん達 早速座り込みに参加
東京から来た学生。卒論のテーマを
沖縄にしたそうです。熱心に佑治さんの
話を聞きます。
「沖縄は、日本でもアメリカでもない
中ぶらりんの
状態。どちらからもいいように使われる。
その苦しみを知ってほしい」
昼からは、この方が登場。
お腹のジュゴンがステキ
「自分がどういう立場で研究するのか、ちゃんと考えてよ。
沖縄人はモルモットじゃない。
自分の問題として考えて。
厳しい言葉かもしれないけど
あなたの事を思って言ってる。」
「私達は、ここから世界中の人を虐殺してきた。
それはもう終わらせなければいけないのよ。」
ここでは、いろんな人の思いが聞けます。
その直後、米軍機が三機上空をとびまわる。黙って見つめる佑治さん。
余りのうるささにテントをでて見る人々
落ちないかな〜
おばあ達も来ています。へのこ敬老会から靴下のプレゼント 悦美さんにも。どれがいいかしら〜
←内職のしすぎでこりまくってます。
お疲れさまー

明日で83歳!みんなで
お祝いしましょうね→

沖縄タイムス 2005年9月21日(水) 朝刊 1面
知事、縮小案に否定的/辺野古沖移設
「政府交渉に不利」/市長と県議会後面談へ
 稲嶺恵一知事は二十日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設をめぐり、岸本建男名護市長が規模を縮小して陸側のリーフ内浅瀬を埋め立てる案に容認の姿勢を示したことについて「戸惑っている。(県と)政府との交渉上不利になる」と述べた。現行の代替施設から民間部分を切り離し、軍専用とする考えにも「簡単に政策変更が利くような問題ではない」と否定的な見方を示した。一九九九年に、同飛行場の名護市辺野古沖移設を受け入れた稲嶺知事と岸本市長の立場の違いが鮮明になったことで、今後の移設作業に影響が出そうだ。県東京事務所で記者団の質問に答えた。

 稲嶺知事は「県としては、日米両政府に海兵隊の県外移転など四項目を強く要望している。政府が検討している段階でこちら(沖縄)側の問題が出ると交渉上、不利になる」と説明。知事が公約した軍民共用にこだわらない岸本市長の考えについて「基地問題は非常に難しい。いろいろ踏み込んで検討しなければならない。そう簡単に政策の変更が利くような問題ではない。簡単には変えられない」と強調した。

 岸本市長が知事との面談を要望していることには「もちろんお会いしたい。ただ私は政府にボールを投げている。だからお会いはするが、こういう(四項目を要望している)立場にあるということだけははっきりと申し上げたい」と語り、県議会終了後をめどに面談の機会を検討するとした。

 一方、政府がリーフ内縮小案を県に打診したのかという質問には「個別具体的な話は出てきていない」と否定した。また、米軍再編協議で政府の意向を受け、県が地元市町村とのパイプ役を務める可能性についても「政府は市町村とのパイプが強い。県は今までもなかったし、これからもない」と述べた。

 知事は、再編協議の中間報告をまとめる時期が迫っていることなどに関連し「(現段階で)沖縄が期待するような案というのは入ってこない。これからやはり小泉純一郎首相のリーダーシップに期待したい。いろんな段階が出てきたときに働き掛けたい」と述べ、小泉首相との面談を要望していることを示唆した。

沖縄タイムス 2005年9月21日(水) 夕刊 5面
外来機の飛行禁止要求/沖縄市議会が抗議決議
 沖縄市議会(浜比嘉勇議長)は二十一日午前の九月定例会本会議で、嘉手納基地への外来機の飛行禁止と自衛隊機の一時移駐に反対する抗議決議と意見書、軍人・軍属らによる民間地域でのサバイバルゲームの禁止や米軍車両による自動車道での走行訓練の中止を求める抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 外来機の飛行禁止を求める抗議決議、意見書では昨今、嘉手納基地への外来機の飛来が激しく、騒音防止協定が形骸化していることを強調。那覇空港滑走路の改修工事に伴い自衛隊機が一時移駐することについては「二十日には油圧系統の異常により緊急着陸するなどトラブルも発生。地域住民の我慢は限界を超えるもの」などと批判した。

 その上で、(1)外来機の飛行禁止(2)自衛隊機の嘉手納基地への一時移駐反対(3)騒音防止協定の順守(4)普天間飛行場の嘉手納基地への統合および暫定使用の断固反対―の四項目を求めている。

 サバイバルゲームの禁止については、同ゲームが危険で市都市公園条例でも禁止されているとして、公園でこのような行為は「断じて許されるものではない」と指摘。

 沖縄自動車道那覇料金所付近で海兵隊のトラックが一般乗用車と事故を起こしたことについても、「占領意識丸出しの訓練と言わざるを得ない。一歩間違えば大惨事にもなりかねない」と批判した。

QAB 琉球朝日放送

2005年 09月20日 (火曜日 夕)

News Photo

緊急特集 動かぬ基地 海上基地縮小案の真意

アメリカ軍再編協議が佳境を迎える中で、普天間基地の移設案として新たな可能性が取りざたされています。謝花記者に聞きます。現在、辺野古の周辺でいくつかの案が出ていますね。

規模を縮小してキャンプ・シュワブの陸上に建設する案、そして規模を縮小し、リーフ内のより陸に近い浅瀬を埋め立てて建設する案の2つです。この特に海上の縮小案について岸本名護市長がいち早く言及しました。岸本市長の真意を探りました。

辺野古沖へのヘリ基地建設計画で、日米両政府は、リーフ内の、いまの計画より陸地に近い浅瀬を埋め立て、施設の規模も大幅に縮小、滑走路を現在の2000メートルから1300メートルに短縮する案について模索していることが、先週末明らかになりました。

この案に対して、地元名護市の岸本市長がこれまでに無くすばやく反応。正式に提示されれば受け入れる用意があることを示唆しました。

岸本建男名護市長「縮小することによってジェット戦闘機がそこを使わないということが可能であれば、そのほうがベターじゃないかと」「SACOの最終合意の線で受け入れるということを言っておりますから、それより更に縮小される案でということであれば受け入れる余地はあるというふうに考えております」

しかし滑走路の短縮は、同時にジェット旅客機の離着陸もほぼ不可能になります。岸本市長は、稲嶺知事とともに軍民共用空港を条件に施設の建設を受け入れ、おととしの選挙でも公約に掲げました。これについては、

岸本名護市長「(公約と)違うんだろうけど、その方がまだ地域にとっていいという結論が出ればそれを選択することもありうるということですよ」

岸本市長のこの発言に県側は困惑しています。

花城順孝県知事公室長「(縮小案は)今、合意されている、進められている流れとは違う、明らかに違うものですから、それについて(岸本市長が)何らかの肯定的な対応をされる真意や背景、そういったものが県としてはよくわからない」「(市長の)真意を確認する必要があると思っています」

一方、辺野古で基地建設に反対し、座り込みを続ける市民団体側は、強く反発します。

安次富浩ヘリ基地反対協議会共同代表「辺野古の海に基地を作るということについては私たちは市民投票どおり(反対)です。」「私たちはどんな規模縮小しようが、工期短縮しようが、海を殺すような海上基地建設は」「これは身体を張って抵抗します」

岸本市長はなぜこのリーフ上の案にいち早く反応したのでしょうか。

岸本市長の反応は、1999年の閣議決定から5年以上も膠着状態にある辺野古沖への基地建設計画に早く決着をつけたいという意思が感じられます。この案はもともと岸本市長の支持母体などが参加する団体が作ったものなんですが、この案で決着をつけることができるかどうかということを市長が政府にボールを投げたというようにも受け取れます。

ただ、市長の真意としてはわかりにくいのですが、市長が本当に名護市への基地移設を容認しているのかと言う疑問があるんですね。というのも市長が1999年に提示した、受け入れに伴う7つの条件は、実効性ある基地の使用協定を結ぶこと、いわゆる飛行ルートなど基地の運用を制限することとかとか、稲嶺知事の意思を受けた形の15年の使用期限など、どれもほとんど実現不可能と見られるものばかりです。更に、市長の言う『苦渋の選択』をしたあと、市長は『名護市に基地ができないにこしたことは無い』とか、『基地ができなくても北部振興策はこれまでの整備の遅れを補填するという意味でもらって当然』といった姿勢が目立ちますから。

そうなりますと、この海上案は実現しないということでしょうか。

結論から言えば可能性は非常に薄いと見られます。この案について、これまでSACO合意からアメリカ軍再編について研究し、また先月まで1年間、ハワイのアメリカ太平洋海兵隊司令部に入ってアメリカ軍の内部から調査を進めてきたエルドリッヂさんに話を伺いました。

エルドリッヂ国際安全保障政策研究センター部長「その滑走路が実際にあまりにも短すぎる。だから軍事的にはとても意味が無いものになる」

ただ、SACOの最終報告で示された滑走路の長さが実は1,300メートル。それが、稲峰知事らの軍民共用空港にするという条件を受けて、2,000メートルになったという経緯があります。

エルドリッヂ部長「(Q.短すぎるとおっしゃいましたけれどもSACO合意はこの距離ですよね)いろんな議論があったんですけれども、実際にそれを使う海兵隊のニーズには合っていない」

そして、辺野古への計画は見直すべきと語ります。

エルドリッヂ部長「白紙に戻って再検討するという時期が来ているかもしれない」「見直すと言うことを中間報告に盛り込めることがいいかもしれない」

エルドリッヂさんの軍事的疑問に加え、この規模縮小・海上案は辺野古の海に基地を作るということになんら変わりは無く、サンゴやジュゴンなどの環境への影響、そしてそれらを危惧した環境保護団体や、市民団体の反発にも変わりは無いわけで、これで計画が進むとはとても言えません。

衆議院選挙もあって日米間の協議は遅れていますが、今後はどう展開されていくのでしょうか。

日米間の協議は、10月中に中間報告をまとめる方向で急いでいます。そして11月の中旬にはブッシュ大統領が来日しての日米首脳会談が予定されています。10月の中間報告で普天間基地の新たな返還方法が盛り込まれるのか、あるいは普天間の返還方法が首脳会談まで持ち越されるのかは不透明状況が続いています。

きょうは、緊急特集で「動かぬ基地」をお送りしました。


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 沖縄・名護・辺野古の美しい海を埋め立て作ろうとしている新しい軍事基地建設を止めさせるために、おばぁたちが座り込みをはじめてから8年と200日以上。その怒りを正面からうけとめもせずに国は、ムリヤリ、かなりボーリョク的に着手し、調査のために建てられた5コのやぐらは、すでに海中のサンゴをふみくだいている。日本の各地で、世界で、この基地を作ることに対し、抗議の声がうずまいているとゆーのに。

 今、辺野古では、陸上での座り込み、海上・海底でのカヌーや船を使った阻止行動がつづけられており、那覇、大阪、京都、名古屋、東京では座り込みなどで辺野古のことを訴える活動が広まっている。これらを通じて辺野古を知り、これをじぶんの問題として重くうけとめた若者たちが辺野古にあつまり「カヌー隊」として活躍しはじめているところだ。

 弟のシュウは、船の免許をとり、「阻止船」を操縦している。巨大な作業船が辺野古に現れた日、通らせまいと、台船の進路に立ちはだかったが、台船は停まらず、シュウの船は何十倍もの大きさのその船に突撃、間一髪転ぷくはまぬがれたという。数年まえまでいわゆる「不登校」だった弟は、幸運なきっかけを得て、沖縄に行き、沖縄のかかえる問題を知り、辺野古のおばぁ達に出会った。おばぁ達に、学校では教えてくれないいくつものことをおそわり、「戦(いくさ)やならん、命どぅ宝(ぬちどぅたから)」とおそわった。これ以上、おばぁたちに、基地を苦しみを座り込むことをおしつけたくない、たった1人になってもここに立って止めよう、命をはってでも、と決めた。しかし、台船にぶつかる瞬間、シュウの頭をよぎったのは「かならず、生きぬいて帰ってきなさい、なにがあっても」という、おばぁのコトバと、大切な人たちの顔の走馬灯。死ぬわけにはいかない。なにがあっても生きていること、それ以上に価値あるものはない。おばぁの言葉の意味すること。弟の死がもたらす悲しみは、おばぁたちをも殺しかねないのだ。

 恋人のユウスケは、カヌー隊で、海上でのすわりこみをするため、名護でくらしている。ある日、仕事をやめ、彼は「辺野古に行こうと思う」と言った。それは、唐突ではあるがまるで必然のようだった。生活=お金のための生活をやめて、イメージに近いほうを選ぼうとしていたユウスケ。辺野古のことは知っていた。基地ができれば、もちろん自然はこわされ、それ以上に人がたくさん死ぬ。ねがいは、ただ、「幸せになること」。だからこそ、目の前に見えている脅威を見てみぬふりをして自分を偽ることはできない。ほんとうに幸せになりたいから、止めに行く。それが、ユウスケのイメージだ。ものすごくシンプルに、「好きな人を失いたくない、悲しませたくない」から、この不穏な世の中の流れを止めるために動く、その中でいま1番焦点になっているのが辺野古だったのである。

 東京の国会前座り込みで知り合ったアユさんは、バッグパッカーを夢見てお金を貯め、その仕事をやめたばかりで辺野古へ行き、今のところ彼女の旅は辺野古でとどまっている。

 カズマサ君は、仕事をやめてから、地元・名古屋と辺野古を行き来し、名古屋では街頭アピールなどで広め、辺野古では、はげしく船酔いしながらも必死で阻止行動をしている。

 サチコは施設局側の作業員との攻防で1度、指を3cmきり、流血したが、今日も笑顔で海に出て行き、カヌーをこいでいる。

 彼らは全員20歳代だ。若いからと言って失うものがないわけではない。仕事も、恋人もギセイにしてきている。
家族や友人の理解が必ずしも得られるわけではない。経済基盤も保障ももちろんない。
彼らはなにも好き好んで「たたかい」に来ているのではない。それぞれの意志で来ているのは確かだが、闘いたくて
闘っているわけではないのだ。ほんとうなら、好きな人と好きな場所で心おだやかに暮らしたい。
世の中が本当に平和なら、やりたいことは他にもっとある。
 それでもかれらが辺野古に来るのはなぜか。
 どうしても、今止めなければならないから。
 人の命をなんとも思わない人々がゆるせないから。
 命が大切と言うことだけは、どーしてもゆずれないから。

 私自身は東京で店を持ち、そこから発信していくために東京でやることに決めたため、辺野古には行けない。
先日も顔を蹴られるなどの暴行をカヌー隊メンバーが作業員から暴行を受けたとの報道があった。
東京で、はなれた場所でそのようなニュースを耳にすると、怒りとかやりきれなさが体中をうずまいて
いてもたってもいられない気持ちになります。今すぐにでも辺野古に行きたい。
 ケガさせられたり、あるは殺されたり、捕まったり。自分の大切な人がそんな目に、いつ合わされるか分からない状況
の中で、日常をおくらなければならないのが辛い。はなれていて手と足もだせない、叫んでも届かないのが辛い。
 ものすごく個人的な話ではある。
でも、自分の大切な人のいのちが大切なのは、誰でもあてはまるはずである。
自分の周りの人を大切に思うことと、戦争をなくそうと思うことは同じことだ。
大切な人が死んだらイヤだ。だから 戦争はやめよう、基地はいらない。
足りないのは、あと少しの想像力。イラクやアフガニスタンで、パレスチナで、亡くなった人々の周りの気持ち。
周りの人々のきもち。悲しくないわけがない。怒りがわいてこないわけがない。

 もう一度 問いかけます。辺野古の若者たちの「命を守るたたかい」にあなたは何を思いますか。 
 私たちは、辺野古で闘う若者たちの友人・知人・家族として、彼らの生活を支えるためのカンパを訴えます。
彼らが心置きなく行動するためには、1人・1ヶ月の生活資金・5万円ぐらいかかります。5万円×5〜6人を毎月作りたいと思っています。

 東京の「街」では、できるだけ多く地域の人たちが参加してくれるために「100円カンパ」を始めました。
 家族会も結成されました。

 ご協力をよろしくお願いいたします。
 太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、ヨッシー(友人)、佐竹周一(友人)、中馬由紀子(友人)、中野高(友人)、富田直子・剛・翔子(家族会)、赤羽則子(家族会代表)、ハネやん(家族会)、末木(家族会)、
1/15 現在
郵便局 10020−84023361
赤羽 則子


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