ジュゴンの家・日誌

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9月@
参加者募集!!!
阻止船に乗る人、海上のやぐらおよびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
海上行動用のダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!!

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

国会前座り込みホームページヘ!!

 ボーリング用のやぐらが珊瑚を破壊・・・!!
3月17日(木)にきた台船を留めるために、荒波の中無理やり降ろしたアンカーが、
再びサンゴを破壊していた。
海底に潜った夏芽さんたちが撮影した写真が見られます!!

ここをクリック!!



「名護街宣大作戦!」のお知らせ

 名護市民は辺野古に注目しています。でも、なかなか現場に来ることができない、きっかけがつかめないという人達のために、辺野古の現場でおこっていること、今、名護市の全体の力が必要だということ伝えに名護市街へ出て行きませんか?


                        

☆飛び入り大歓迎!!

     一緒にビラまきをしたい人を募集しています。

 私たちは毎週土曜日、海上行動隊、海人のマイクアピールや
 ビラまき、写真の展示などを行います。皆さんもぜひご一緒に
 参加してください!!


☆作戦決行日:毎週土曜(雨天中止)
      14:
30 じゅごんの家集合!!(名護市城2−13−2)
      15:00 為又・
「洋服の青山」前で街宣開始!
      17:00 「じゅごんの家」でミーティング



9月5日(月)

座り込み505日目
強風のなか事務所の様子を見に行った。午前9時前すでに頼もしいおじさま2名が事務所前で座っていた。 台風なのに自転車で登場。もしかして座り込み皆勤賞?
強風のせいでフェンスのリボンが破れてしまった。台風明けはカヌー練習やらリボン作りやらとっても忙しくなりそう・・・。 辺野古の海が荒れてます。漁港内にも波が立つほどです。 こちらは西海岸。こんなに荒れているのに海の色は美しい。
じゅごんの家日誌
今日の夕ご飯はあやちゃん作のバンバンジー!!
夕食後、真面目にじゃれる二人・・ 仲がいいんですよ、本当は。 そして、疲れる二人。




9月3日(土)
座り込み503日目
台風14号接近。テントの撤収に引き続き今日は事務所も台風対策。 事務所入り口の補強。汗びっしょりになりながらご苦労さまです。 事務所前の日よけも外します。
パイプによじ登りサルのように身軽に動き回る兄さん。頼もしい。とってもとっても頼もしい。 すっきりしました。 すっきりしたころ大西さんがイカの刺しいれを持って登場。続いて琉球大学のみなさんも。
さばき方を教え、「まあ、わいわいやってくれ」といい残し、イカの主は去っていった・・・。「こんなんでいいのかなぁ」とぶつぶつ言いながらイカの煮付けに挑戦。
イカの煮付け大成功!!差し入れのモロヘイヤで味噌汁も。 意外な人が作ったお昼ご飯に、お美味しい美味しいと感激しながらいただきました。 台風14号、この沖縄に被害はもたらさないでくれ。でも作業ができない程度に小さく渦巻いているくらいならいいかも・・・!
 第17回 名護街宣大作戦決行!!
今日のガイセンは、「やぐら撤去の後も基地建設は終わっていない」ということを訴えます。 台風の前の強風の中、なる君が、旗を掲げて訴えます!!わざわざ車を止めて手を振ってくれた方もいたそうです! 辺野古の阻止行動について話す。
車で通りかかるたくさんの人が目を合わせてくれます。やっぱり音を出していることは注目を惹きます。
今日は、昨日テントで作った看板を体にかけます!
名護市民の方からのアドバイスや、何のチラシを配っているのかが車の人にわかるようにと思ってみんなで作りました。

 
←それぞれの思いを書きました!→

看板をつけていると、注目度抜群!
車で通りかかる人がみんな看板を見ます。!
       裏はじゅごん!!
(昨日のテント村・・
海ではやぐら撤去が行われる中、陸では着々とガイセンの準備が行われいたのでした。)
車の中から、ガイセンメンバーに差し入れ!!おいしい魚フライ!! 雨が降る中でも必死に訴える。
今日の参加者は16人!
あいにくの雨でしたが、テント村からたくさんの方々が来てくれました。


女性の方からカンパをいただきました!ありがとうございます!→→
しんくん日誌
9月3日(土)
・台風のため作業はありませんでした。

〜今日の辺野古〜
今日は午前8時から台風対策のために事務所に集まりました。
事務所前は激戦の海上行動を支えるためにあらゆるものが置いてあります。台風のため、全て撤去しなければならないので朝から大忙しです。
沖縄の台風は直撃するとものすごいです。風速は50メートルに達する台風もあります。「台風が来るとヒージャー(ヤギ)が飛ぶ」とおばぁ達から聞かされたことがあります。とにかく色々吹っ飛ぶので沖縄の台風対策は一生懸命やります。
午前12時ごろにはやっとこさ片付き、昼ごはんを食べながらひと段落。
次は阻止船の台風対策。
色々なロープワークを駆使して、地面から浮かないようにします。下手をすると船自体が浮き上がり横倒しになってしまう可能性があるからです。
ゴムボートは空気を抜いて台風対策をしました。
午後からは台風にも関わらずおばぁ達が座り込みに来ていました。

一息ついてから名護街宣大作戦へ。

〜名護街宣大作戦〜
名護街宣行動は回を重ねるごとにビラを受け取る人からの反応は良くなっていきます。
名護議会議員の大城ヨシタミさんの話。
「この間、ふいに市民から声を掛けられました。"街宣のことなんだけど"と言われ、文句を言われるのかと思っていたら"辺野古を訴えることは大いにやって欲しい。とても応援している。ビラを配っている人達が辺野古と分かるようにゼッケンか何かを見につけて欲しい。それを見て車からビラを受け取る方々も配慮するはずだ。"と言うのです。言葉で伝える努力がじょじょに伝わってきていることをうれしく思いますよ。」とのことでした。
それを聞いて今回から首からかける辺野古へのそれぞれの思いを書いたボードを作りました。

すると、すると、すると!!
今日の街宣行動の人々の反応がまるっきり違うのです。
車を脇に止めて受け取ってくれる方や「こっちにもビラをくれ!!」と手を出す人も。カンパを渡してくださる方もいました。
16名が参加した今日の街宣行動で全員がそのような反応を受け取り感動していました。
ビラを受け取った方で「辺野古でがんばっているおばぁ、おじぃのことやあんた達のことを思うと涙が出る。私も自分の出来ることを精一杯やっていくからお互いにがんばろうね。」と涙を流してくれた女性には私も感極まって涙が出ました。
道行くおばぁ達は「小泉をテレビで見る度にぷりぷりしているんよ。怒りがこみ上げてくるさ。この空を爆撃機で汚したくはない。」「あんた達を戦場に送るわけには絶対にいかない。わったーは絶対に基地は要らないと思っているよ。わったーもがんばるからあんた達ニセーターもチバリヨ!!」と声を掛けてくださいました。
名護市民投票で「基地は要らない」と政府にたたきつけた名護市民は今もその思いを誇りとして名護で生きています。
生活の中であらゆる政府からの圧政がある中で名護市民は「基地建設を止める、なくす」ことをあきらめてはいません。沖縄の人々は「基地は要らない」と声だかに叫んでいます。
私は名護街宣に参加してもっと名護の人々の思いを知り、怒りを知り、生活の中で共に生きる中でその立場にたった言葉で訴えて行きたいと思いました。

伝えきれないのでジュゴンの家のホームページを通してその感動を全国の皆様にも知っ
ていただきたいです。ぜひ、ジュゴンの家のホームページを見てください。

ジュゴンの家のホームページ→http://dugong2003.fc2web.com/


9月2日(金)
座り込み502日目
今日はヤグラの撤去の監視のため
朝から各ヤグラに向かいます。
第3ポイントに到着。 これで第3ポイントともお別れ。
この1年間色々なことがあったけど
ついに撤去されるときが来ました。
約10ヶ月間、辺野古の海に立ち続けたやぐらがとうとう取り外される。
←お昼休み→
約10ヶ月ぶりにヤグラが撤去されました!これはとても喜ばしいことです!
しかし、海上からヤグラはなくなりましたが、基地建設計画自体がなくなったというわけではありません。
来週からはまた1年前のようなカヌーでの阻止行動になると思います。
もうこれ以上ヤグラを設置させないために、これからも今まで以上にがんばっていきましょう!
そしてこの基地建設計画を白紙撤回させましょう!!

じゅごんの家日誌
昨日の一枚。ダンボールに入り決めポーズ! 本日のお昼ごはん。先日お客さんからいただいたグレープフルーツ。 最近やたらと蝶がお店に迷い込みます。
宮里のお客さんからすてきなカウンターチェアの寄付。

目をつけたお客さんが「これいいわねぇ」と座ってみる。早速お買い上げ!!残り1脚!欲しい人はお早めに!

シンさんの辺野古日記 ヤグラ撤去〜カヌー隊再結成へ。
9月2日(金)
・防衛施設局が建てたボーリング調査のためのヤグラが台風の影響で今日一時的に撤去されました。

〜海上〜ヤグラ撤去
昨日の時点で辺野古漁港の作業船が台風のさなかなのにも関わらず降ろされ、これは「ヤグラ」の撤去てせはないかという話がありました。
作業船が降ろされたことで今日の辺野古は朝から警戒していました。海上は風がじょじょに立ち始めている状況で危険でしたが、ヤグラにも午前8時ごろから座り込みのために人がのぼりました。
午前9時頃、テント村本部から「テント村に防衛施設局員と業者の責任者が来た」との連絡が入ります。
無線の連絡では
「今日はヤグラの撤去を行いたいとのことで交渉に来ている。ヤグラの撤去の時には人は下りてほしいということと、漁港を資材を一時的に置く場所として使わして欲しいとのことも要求された。」
今日は撤去以外の作業は絶対に行わないことを約束させ、海上行動隊は監視のための最少人数を阻止船と共に残して全体が引き揚げることを決定しました。
漁港を一時的に使うことに関しては他の作業では絶対に使わせないことを通告した上で"今回に限って"OKしました。

作業は第五と第三から始まり、二つのヤグラの解体に午前10時〜午後2時まで費やし、さらに第一と第二の解体も続けて行われ最終的に午前5時ごろまで作業は続けられました。
この作業を監視していた私の感想ですが、確かにヤグラはかなりの劣化が起こっており、クランプ(単管の接合機材)をトンカチなどで叩くといった作業もありました。単管自体も曲がっているものが幾つもある状態でした。
ただ、ヤグラ自体はまだ持つように思えました。前に反対している人でこのような仕事をしている人に見てもらった時は「このヤグラでの作業は十分に行える。半年は絶対に持つだろう。」との判断をいただきました。
その通りだったと感じています。

〜ヤグラ解体について〜
ヤグラを解体させたことは私達の阻止行動によって基地建設に伴うボーリング調査を完全に止めていることが証明されたことになります。
しかし、施設局は解体作業の交渉の際に「ボーリングヤグラは必ずボーリング調査のために必要だ。私達は必ず新しいヤグラを建設する。」と言明しています。
つまり、状況は私達が止めきっていることを証明していますが、阻止行動を続けていくことに何ら変わりはなく、辺野古の基地建設を完全に止めるにはまだまだ多くの人達の力と支援、全国での行動がもっともっと必要だということを示しています。
来週から始まると思われる新しいヤグラ建設をさせないための行動に多くの人達が参加されることを切に願います。
そして前回の新しいヤグラ建設時のような施設局(国)の暴力を許さない、基地建設を今すぐ白紙にしなさいという行動を声を全国から政府へぶつけていかなければなりません。
それが海上で命がけで闘っている人達を守る行動だと考えます。そして全国で現在も行動を続けている心ある人々が私達と同じ海上で立っているという思いでいてくれたらとてもうれしいです。

防衛施設局はこの間、各漁村を回り、「辺野古の作業船としてチャーターされないか」といった宣伝をしきりに行っています。この時に備えてだったのかもしれません。
現在、私達はカヌー隊を再結成し、新しいヤグラ建設の闘いに備えています。そして多くの海人達が海上に集まることでしょう。

沖縄タイムス 2005年9月2日(金) 夕刊 7面
施設局、足場撤去/「辺野古」調査
台風対策で4基すべて/反対派「運動の成果」
 米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う名護市辺野古のボーリング調査で、那覇防衛施設局は二日午前、掘削ポイントとなる「単管足場」四基全部を台風対策のため、撤去する作業に入った。

 施設局は「再設置は、台風シーズンであることを考慮し、状況を見極めながら適切に判断する」とコメント。調査に反対する市民団体は「撤去は運動の成果であるが、作業をやめさせるまで阻止行動を続ける」としている。

 反対派によると、四つの足場のパイプは数カ月間交換されず、腐食が極度に進んでいる。

 施設局側は作業船十二隻を出港させ、午前十一時すぎに作業を開始。ダイバー数人がサビで茶色に染まったパイプを海中から次々に船に揚げ、続いて足場上部の解体作業に入った。パイプは辺野古漁港で一時保管した後、廃棄処分される。

 海上阻止行動に参加している平和市民連絡会の平良夏芽共同代表は「新しく足場を設置する場合はカヌーやゴムボートを使って阻止する」と警戒を続ける考え。

 単管足場は昨年十一月に設置作業が始まり、全部が撤去されるのは初めて。施設局はこれまで、台風シーズン中の作業は困難と明言しており、調査はさらに大幅に遅れる見通しだ。

海中から単管足場の補強パイプを船に揚げるダイバーら=2日午前11時12分、名護市辺野古沖
琉球新報 2005年9月2日 [金]

「反辺野古」海外でも マイノリティーも連帯

韓国の従軍慰安婦問題を訴える集会でエイサーなどを披露し、連携を深める新米軍基地建設反対署名運動の沖縄ピース・ファイターメンバーら=8月10日、米サンフランシスコ日本大使館前

 【ワシントン1日=滝本匠本紙特派員】在米沖縄系2世など若い世代の「世界のウチナーンチュ」による名護市辺野古沖への新たな米軍基地建設反対署名運動が国外でも広がりを見せている。7月から始めた署名は8月末までで約4千人に上り、当初数人だった県人も海を越えてハワイやスペインなど20人以上に増えた。アメリカ先住民や黒人人権運動とも、マイノリティー(少数派)の立場から連携の輪を広げている。

 署名は在日米軍再編の中間報告公表に向けて始めた。当初8月末までの予定だったが、中間報告の遅れや衆院選後の動きを視野に署名の締め切り時期を延期した。
 8月10日にサンフランシスコで行われた韓国の従軍慰安婦問題の集会では沖縄ピース・ファイターのメンバーらが三線やエイサーを披露し、署名活動も展開。黒人人権回復運動にも参加した。
 発起人の県系二世の島袋まりあさん(29)は「おそらく米国内でウチナーンチュによる反基地運動は初めてではないか。黒人やアメリカ先住民たちマイノリティーとつながってきていて、沖縄が東アジアのマイノリティーで同じ抑圧された者として興味を示している」と運動の広がりを強調した。
 発起人らの署名活動のきっかけともなった「ジュゴン訴訟」弁護団のマルセロ・モローさんは「声が本物である限り、米国民も同情する」と評価しながら、米国民に広く訴えるため、米メディアに掲載されるにはさらに努力が必要だと述べた。
 ホームページアドレスはhttp://www.okinawa.peacefighters.org/
(9/2 14:19)

琉球朝日放送 2005年 09月02日 (金曜日 夕)
News Photo

辺野古沖 調査用足場撤去

那覇防衛施設局は台風14号が接近しているとして、名護市辺野古沖に設置しているボーリング調査のための足場を、きょう、撤去しました。

名護市辺野古沖には、去年11月、那覇防衛施設局が、普天間基地の移設に向けたボーリング調査のための足場4基を設置しましたが、基地建設に反対する住民の抗議行動で、調査は実施されていません。こうした状況の中、台風14号が本島地方に接近していることから那覇防衛施設局は、暴風や高波による足場の転倒を回避するためとしてきょう、午前10時すぎから作業船6隻を出して、足場の撤去作業に取り掛かりました。

作業は、ダイバーが海中に潜り、錆び付いた足場のパイプを1本1本取り外し、その後、上部のパイプを解体して、船に積み込んでいました。足場の再設置について施設局では、台風シーズンが過ぎた後、現地の状況を見極めながら適切に判断して設置したいと話しています。

これに対し、反対派住民は抗議行動の成果だとして足場の再設置はさせないと引き続き監視を行うことにしています。


ストリーミングビデオ-ブロードバンド256Kbps
ストリーミングビデオ-モデム-ISDN40Kbps



9月1日(木)
今日の悦美さんのファッションは、全て手作り!手縫い!そしてなんとやぐらに上っている時間につくったもの!やぐらに上っている時間を生産活動にあててしまうなんて流石です。 今日の昼ご飯はそうめんです。
差し入れでいただきましたー!!ごちそうさまです!
上等な三線をもらって上機嫌なまんちゃん!いいものはへびのウロコが大きくて良く響くそうです。 東京のOさんからいただいたカンパを祐治さんにお渡ししました!
ありがとうございます!
じゅごんぬいぐるみに初挑戦。
とってもかわいく出来ました!
大阪からなるくんとヒサがじゅごんの家に到着!!

お米と梅干しのおみやげをいただきました!
琉球新報の「論壇」に辺野古のコラムが載りました。
 名護市辺野古の座り込みは8月31日で500日になりました。
 
もちろん「戦やならん」の思いで地元のおじい、おばぁたちが座り続けてきた2639日があることはいうまでもありません。2月に再編、見直しの記事に始まり、次から次へと出てくる、県内移設、基地のたらい回し。

 そして伊芸の都市型訓練施設、新防衛施設庁長官の米側の視点に立った言葉に怒りがこみ上げます。住民をあまりに無視し続ける日米両政府、もう、沖縄のどこにも基地はいらない、とひとつの思いになっていい時期にきているのではないでしょうか。

 一人でも多くの人たちに辺野古に足を運んでもらいたい、一緒に新基地を止めたいという若者たちが、毎週土曜日、名護市街宣を始めました。暑い1日、私も参加、為又の交差点で信号待ちをする車の一台一台に呼び掛け、そしてビラを渡します。エアコンの効いた車の窓をわざわざ開けて受け取ってくれます。驚くことに97・8%の車が受け取ってくれます。

 なかには「ご苦労さま」「申し訳ないですね」などの声を掛けてくれる。ヤマトゥでは考えられないことだ、と若者たちが感激している。私もそう思い満足しそうだった。今回で14回目の名護市街宣、西海岸の人たちにも辺野古の海を一緒に守ってほしい、座り込みに来てほしい、その願いは今のところあまり通じてはいないようだ。

 1997年の住民投票で勝ち取った名護市民の意思は心の深い所に押しやられてしまったのかもしれない。しかしもう一度呼び戻してみましょう。もうそろそろ行動に移してみませんか。日々の生活、目の前の幸せ、もちろん大事です。しかしその幸せを脅かされている人たちがいます。

 先日、イラクのフリーカメラマンでジャーナリストの方の話と映像を見る機会がありました。海上のやぐらにいると、目の前の浜で海兵隊が演習をしています。あの兵士たちがイラクに行って殺戮をしていると思うと胸が痛んだのは私だけではないはずです。

 新基地を止めるだけで精いっぱい、ここから出て行く兵士たちを止められず申し訳ない、と彼に言うと、あなたたちの行為は素晴しい尊敬に値する、自分でもできることなら一緒に座りたいと言った。もうこれ以上、イラクの人々を苦しめるのはやめてと叫びたいです。

 名護市に続き、那覇市でも毎週金曜日、辺野古までなかなか行けない若者たちがパレットくもじ前で街宣を始めました。読谷村で、そして全国各地で、ヤマトゥの若者たちは目の前の小さな幸せを犠牲にし、ウチナーンチュの怒りとともに、今やることに意義を見出しているのです。この若者たちの心を受け止め、基地のない平和な未来の沖縄を願わずにはいられません。

(名護市 阿部 和子) 
晋くん日誌
☆日誌を読まれている皆様へ、お詫び。
日誌の更新が出来ていないことをお詫びします。遠出があったり、阻止行動の状況において出来なかったこと、この間は日誌へのアクセスが困難になっていたことがあり日誌の更新がまったくといっていいほど出来なくなっていました。切にお詫び申し上げます。と同時に9月以降はしっかりと日誌を更新できるようにしていきたいと考えています。
ただ、海上阻止行動の状況によっては日誌の更新が困難になる日もございますので、ご理解くださいませ。


9月1日(木)阻止行動座り込み501日目。
・台風13号、14号がおきているため、辺野古の海上は荒れています。風速が20メートル、波が6メートルという状況で防衛施設局側も作業船を出せない状況です。

〜この間の辺野古の状況(まとめ)〜
この間も1、2、3、5の各ヤグラは那覇防衛施設局長の「ボーリング調査が終了するまでヤグラを撤去しない」という発言に抗議し、全ての作業を拒否しています。
ただし、赤旗と安全灯の交換は船舶の航行上の問題があるため従来どおり認めています。
8月中はたくさんの台風が沖縄近海を通り過ぎていきます。その関係で、防衛施設局はヤグラでの作業よりも台風対策用の補強器材を入れる作業が先行しています。
8月中、ほとんどの日はヤグラに補強器材が入れられている状況が続き、「補強器材を入れているあいだはヤグラでの作業は一切しない」との双方の約束の下で一切の作業は作業船が海上に出てくるものの阻止され続けています。

政府が衆院議員解散という動きがある中で9月に予定されていた2プラス2日米閣僚級再編協議が1月にずれ込むということがあります。
衆院が解散状態にあるため辺野古への指示を行っている国(閣僚)もそちらに追われているのか、辺野古での動きはほとんどないといって言い状況です。
今回、2プラス2が行われるということがありますが、私はこの2プラス2で辺野古新基地建設の問題が動くというのは微妙な問題であり、数年は続くとする意見のほうが信憑性があるように感じています。
辺野古の海上行動隊もそのように受け止めています。
2プラス2でこの問題がなんらかの形で動いたとしてもそれが私達にとって有利になるものでは決して無いということは頭に入れておかなければなりません。

再度確認していることですが、全国の人たちの支援、沖縄の8割の支持、おじぃ、おばぁの8年間の闘い、陸上、海上での阻止行動の500日以上に及ぶ闘いによって日米政府が追い込まれていることは何も変わっていません。
私達は杭一本海上に打たせていないのです。それは国策を止める、未来を作るという大きな希望を繋いでいます。
辺野古の海上では、現在も命がけで基地建設を止め続けている現実が続いています。

〜今日の辺野古〜
阻止行動501日目になる辺野古は台風13号、14号の影響が続いています。
13号は宮古、八重山諸島に猛威を振るい、大変な被害を出しています。13号に引き続いての14号の影響は計り知れないものがあります。
この14号の方は沖縄本島を直撃する可能性が出てきています。ほぼ、直撃です。
13号の影響で作業船はまったく出ることが出来なくなり、昨日は海上は完全に休みでした。しかし、今日になって海上では13号台風の余波と14号台風の影響がすでに出ているにも関わらず辺野古漁港に上げられていた作業船を午後に下ろし始めました。

この状況で分かってきていることは「ヤグラの撤去の可能性が強い」ということです。
この状況で作業船を出すことは施設局の指示であり、明らかに一般の作業とは違った緊急のものです。
しかしながら私達が確認しなければいけないことは"例えヤグラが撤去されたとしても何の解決にもなっていない。辺野古状況は変わらない"ということです。ヤグラが撤去されれば施設局は新しいヤグラ建設に乗り出してくるでしょう。
海上行動が始まった頃のカヌー隊での阻止行動がもう一度始まることに他なりません。
カヌー隊はたくさんの人を要します。多くの人達が全国から集まることがなければ阻止行動は大変厳しいものになることを思います。

1月の2プラス2の日米閣僚級再編協議に向けて悪魔で辺野古で新基地建設を行いたい施設局は基地建設が進んでいることをアピールしなければならないだろうと考えます。
つまりそのようなことを前提に海上が荒れる可能性はおおいにあるということです。
それに向けて全国で一緒に辺野古のことを考え、行動し、支援をしてくださっている皆様に行動を開始して欲しいことを呼びかけます。

基地建設は絶対に止められます!!そのためには私達の思いが繋がりあい、それを広げ、辺野古での阻止行動を続けていくことが求められています。現在のヤグラの撤去、新しいヤグラ建設を止めるために辺野古に集まりましょう!!

〜500日集会〜
昨日、8月31日(水)は辺野古の阻止行動が500日になった今日、名護市役所前の中庭で「500日集会」が行われました。
500日という長い時間をやり抜いてきたんだなという思いと早く終わらせなければならないという思いがあります。
集会でも山内徳心さんは「500日集会に拍手を送りましょう」とここまで続けてきた自分達の力を再確認していました。集会に参加した400人の拍手は自信に溢れているものでした。
反対協の大西代表は「600日集会はしない。それまでに絶対に終わらせよう。」と訴えました。その通りです。絶対に基地建設を止めて600日を迎える前にうれし涙で終えたいと思いました。
命を守る会の金城祐治代表は「米軍はやりたい放題に演習し、命の海は埋め立てられようとしている。この状況に楔を打ち、移設を撤回させよう!!」と強く、熱く訴えていました。そこには辺野古は、闘いは始まったばかりなんだという熱いメッセージが込められています。
これだけの期間基地建設を止め続けていることはものすごいことです。
基地建設の1パーセントにも満たないボーリング調査を杭一本打たせていないことがどれだけの希望と力を生み出してきたのでしょうか。
私達はその力を新たな時代、新しい世の中を作るために使わなければなりません。
イラクで爆弾を抱えて死ぬ人々が自衛隊を送るような日本がなくなり、私達が差別のない未来を作り出した時に初めて爆弾を手放す日が来るのだと感じます。
それを現実的に動かすために"今"があるのだと500日集会を通して改めて思います。
絶対に基地建設を止めましょう。絶対に止められます!!

この日、今までにないことが起こりました。沖縄県内の学生達がたくさん500日集会に参加したのです。この思いを繋がりを大事にしたい。人として生きられる、ありのままの自分でいられる世界を作り出すために。

辺野古という一点の曇りのない希望に多くの人達が繋がることを切に願います。


 沖縄・名護・辺野古の美しい海を埋め立て作ろうとしている新しい軍事基地建設を止めさせるために、おばぁたちが座り込みをはじめてから8年と200日以上。その怒りを正面からうけとめもせずに国は、ムリヤリ、かなりボーリョク的に着手し、調査のために建てられた5コのやぐらは、すでに海中のサンゴをふみくだいている。日本の各地で、世界で、この基地を作ることに対し、抗議の声がうずまいているとゆーのに。

 今、辺野古では、陸上での座り込み、海上・海底でのカヌーや船を使った阻止行動がつづけられており、那覇、大阪、京都、名古屋、東京では座り込みなどで辺野古のことを訴える活動が広まっている。これらを通じて辺野古を知り、これをじぶんの問題として重くうけとめた若者たちが辺野古にあつまり「カヌー隊」として活躍しはじめているところだ。

 弟のシュウは、船の免許をとり、「阻止船」を操縦している。巨大な作業船が辺野古に現れた日、通らせまいと、台船の進路に立ちはだかったが、台船は停まらず、シュウの船は何十倍もの大きさのその船に突撃、間一髪転ぷくはまぬがれたという。数年まえまでいわゆる「不登校」だった弟は、幸運なきっかけを得て、沖縄に行き、沖縄のかかえる問題を知り、辺野古のおばぁ達に出会った。おばぁ達に、学校では教えてくれないいくつものことをおそわり、「戦(いくさ)やならん、命どぅ宝(ぬちどぅたから)」とおそわった。これ以上、おばぁたちに、基地を苦しみを座り込むことをおしつけたくない、たった1人になってもここに立って止めよう、命をはってでも、と決めた。しかし、台船にぶつかる瞬間、シュウの頭をよぎったのは「かならず、生きぬいて帰ってきなさい、なにがあっても」という、おばぁのコトバと、大切な人たちの顔の走馬灯。死ぬわけにはいかない。なにがあっても生きていること、それ以上に価値あるものはない。おばぁの言葉の意味すること。弟の死がもたらす悲しみは、おばぁたちをも殺しかねないのだ。

 恋人のユウスケは、カヌー隊で、海上でのすわりこみをするため、名護でくらしている。ある日、仕事をやめ、彼は「辺野古に行こうと思う」と言った。それは、唐突ではあるがまるで必然のようだった。生活=お金のための生活をやめて、イメージに近いほうを選ぼうとしていたユウスケ。辺野古のことは知っていた。基地ができれば、もちろん自然はこわされ、それ以上に人がたくさん死ぬ。ねがいは、ただ、「幸せになること」。だからこそ、目の前に見えている脅威を見てみぬふりをして自分を偽ることはできない。ほんとうに幸せになりたいから、止めに行く。それが、ユウスケのイメージだ。ものすごくシンプルに、「好きな人を失いたくない、悲しませたくない」から、この不穏な世の中の流れを止めるために動く、その中でいま1番焦点になっているのが辺野古だったのである。

 東京の国会前座り込みで知り合ったアユさんは、バッグパッカーを夢見てお金を貯め、その仕事をやめたばかりで辺野古へ行き、今のところ彼女の旅は辺野古でとどまっている。

 カズマサ君は、仕事をやめてから、地元・名古屋と辺野古を行き来し、名古屋では街頭アピールなどで広め、辺野古では、はげしく船酔いしながらも必死で阻止行動をしている。

 サチコは施設局側の作業員との攻防で1度、指を3cmきり、流血したが、今日も笑顔で海に出て行き、カヌーをこいでいる。

 彼らは全員20歳代だ。若いからと言って失うものがないわけではない。仕事も、恋人もギセイにしてきている。
家族や友人の理解が必ずしも得られるわけではない。経済基盤も保障ももちろんない。
彼らはなにも好き好んで「たたかい」に来ているのではない。それぞれの意志で来ているのは確かだが、闘いたくて
闘っているわけではないのだ。ほんとうなら、好きな人と好きな場所で心おだやかに暮らしたい。
世の中が本当に平和なら、やりたいことは他にもっとある。
 それでもかれらが辺野古に来るのはなぜか。
 どうしても、今止めなければならないから。
 人の命をなんとも思わない人々がゆるせないから。
 命が大切と言うことだけは、どーしてもゆずれないから。

 私自身は東京で店を持ち、そこから発信していくために東京でやることに決めたため、辺野古には行けない。
先日も顔を蹴られるなどの暴行をカヌー隊メンバーが作業員から暴行を受けたとの報道があった。
東京で、はなれた場所でそのようなニュースを耳にすると、怒りとかやりきれなさが体中をうずまいて
いてもたってもいられない気持ちになります。今すぐにでも辺野古に行きたい。
 ケガさせられたり、あるは殺されたり、捕まったり。自分の大切な人がそんな目に、いつ合わされるか分からない状況
の中で、日常をおくらなければならないのが辛い。はなれていて手と足もだせない、叫んでも届かないのが辛い。
 ものすごく個人的な話ではある。
でも、自分の大切な人のいのちが大切なのは、誰でもあてはまるはずである。
自分の周りの人を大切に思うことと、戦争をなくそうと思うことは同じことだ。
大切な人が死んだらイヤだ。だから 戦争はやめよう、基地はいらない。
足りないのは、あと少しの想像力。イラクやアフガニスタンで、パレスチナで、亡くなった人々の周りの気持ち。
周りの人々のきもち。悲しくないわけがない。怒りがわいてこないわけがない。

 もう一度 問いかけます。辺野古の若者たちの「命を守るたたかい」にあなたは何を思いますか。 
 私たちは、辺野古で闘う若者たちの友人・知人・家族として、彼らの生活を支えるためのカンパを訴えます。
彼らが心置きなく行動するためには、1人・1ヶ月の生活資金・5万円ぐらいかかります。5万円×5〜6人を毎月作りたいと思っています。

 東京の「街」では、できるだけ多く地域の人たちが参加してくれるために「100円カンパ」を始めました。
 家族会も結成されました。

 ご協力をよろしくお願いいたします。
 太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、ヨッシー(友人)、佐竹周一(友人)、中馬由紀子(友人)、中野高(友人)、富田直子・剛・翔子(家族会)、赤羽則子(家族会代表)、ハネやん(家族会)、末木(家族会)、
1/15 現在
郵便局 10020−84023361
赤羽 則子

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